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KNBC平成29年講演会は池上彰氏が登場
25日今が旬の講師が、香川銀行ニュービジネスクラブ主催の講演会に登場。会場の香川県民ホール大ホールは、2,000名収容ですが、会場3階席まで満席です。それも丁寧に、入場者に座席指定表を渡して、隣席が空かないように工夫がされています。

各支店からまた一般からも事前の申し込みがあり、満席想定で準備が行われています。昨年は確か、旬の男「林修先生」でした。今日はそれを上回る来場者です。経営者の立場からすると、林修先生よりはアメリカを中心とした欧米の動きを語るだろう池上彰氏が、一層興味のあるところです。

タイトルは「ニュースの見方~日本と世界の大問題~」、話題は期待通りアメリカ大統領ドナルド・ジョン・トランプ氏が中心でした。結論から言うと、トランプ氏はエゴの塊で褒めると喜び、おだてると気をよくする。反対に、批判するのはダメだそうです。ある意味、分かりやすい大統領が誕生しました。

例えるとドラえもんの中に出てくる「ジャイアン」のような人で、イデオロギーは一切持ち合わせていない。アメリカの代名詞、「自由と民主主義」は一切述べられていない。すべてを取引材料にする人と、分かりやすいが実にやっかいな大統領でもあるようです。

そもそも池上彰氏は、昭和48年NHKに記者として入局し、平成6年からの11年間、「週間こどもニュース」(生番組)を担当して、今のような分かりやすい解説の技を身につけたようです。確かに彼の話は、難しい話題を実に分かりやすく解説しています。生番組で、こどもに分かるように話すのは、これは至難の業でなかったと思います。

平成17年に独立し、今は皆さんが毎日、TVなどで目にしている活躍ぶりです。アメリカ大統領選の取材のために昨年2月に渡米。この頃すでに、泡沫候補と言われていたトランプの存在がクローズアップされていて、10月に再訪した際には入国審査官から、日本のマスコミはヒラリー・クリントン(民主党)とドナルド・ジョン・トランプ(共和党)のどちらが勝つと予想しているかと窓口で聞かれたとか。

この段階ではクリントン氏が10ポイントリードしていたが、「クリントン?」と答えると、「くたばれクリントン」と叫びながら、池上彰氏のパスポートを投げてよこしたそうな。日本ではあり得ない光景だが、この段階で既に熱狂的なトランプ支持者が公務員の中にもいた。

クリントンは、ホワイトハウスでの政治経験が長い。だから適任だと考える層と、ホワイトハウスの経験が長すぎて、癒着があるのではないかと疑われた面もあるようです。これまで選挙なんかに行かなかった層が、この大統領選では投票場へ行ってトランブに入れた。これまででは考えられない現象が起こったのです。

アメリカの大統領選挙は、州毎に選挙人を選ぶことになっています。一般の人は読み書きが出来なかったのがこの制度の始まり。州毎に人口に併せて選挙人を決めて、選挙管理委員会へ届ける。11月8日の選挙人が決まった段階で、トランプの当確が見えてきた。それでも総得票数では、290万票クリントンが多い。まさに今の、迷えるアメリカを象徴しています。

トランプ氏は父親がドイツ系移民で、幼少期は非常に裕福に育った。心配した親は中学生の時、軍隊方式の教育で有名な学校に転校させ、「勝たなければならない」の思想が身についた。そして地元のペンシルバニア大学へ入り、22歳で大学院卒業と履歴に書く。彼は嘘が悪であるとは、思っていない。

ニューヨークのトランプタワービルの隣は、「ティファニービル」だか、ここが低層ビルだということに目を付けて、そこの空中権を買う。アメリカでは、この空中権売買が盛んに行われている。私もこれは10数年ほど前に、実際ニューヨークへ観に行ったことがあります。学校など2~3階で、容積率が実に低いのです。

要するに隣の容積率(=空中権)を買って、トランプタワービルの容積率をあげて、より高い大きいビルを建てたのです。低層階はオフィースにして、高層階は分譲マンショにしていますが、ここをイギリス・チャールズとダイアナが買ったと噂を流し、完売したことも有名な話です。自分は偉大だと、間違いなく考えている。

トランプを批判したハリウッド女優を、その昔トランブ氏は好きな女優と評していたが、彼女の発言に対して「ハリウッドで最も過大評価されている女優」と攻撃している。このように過去に言ったことと今が違うのに、「私は日々進化している」と言ってはばからない。

こんなトランプ大統領と日本は対峙することになるが、「ピンチの中にチャンスあり」池上彰氏は最後にこう結びました。流石と感心する取材内容の多さに、圧倒されました。ここまでやるかという域にまで達しなければ、感動は伝わらないのでしょう。

その後クレメントホテル高松飛天の間での交流会で、高知黒潮ライオンズクラブの板東さんらと再会し、懐かしい山口さんとも話が出来ました。いつもの交流会よりも、ここも多かったと思いました。ありがとうございました。



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| 社長日記 | 11:47 AM | comments (1) | trackback (0) |
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