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今話題の主・ドナルド・ジョン・トランプを紹介した自叙伝
自分も還暦をすぎて、やがて第4コーナーを周る頃だと考えています。これまでのやり方、考え方を少しずつ変えていこうとしているところであります。その一つが、本は売らないという主義です。ところが会社にある本は、2カ所に分けて管理されていてその他自宅にも、押し入れをつぶして可動式の本箱を3年前に作ったのです。

まだまだ本が増えることを考えても、減ることは眼中にありませんでした。ところが買い取り専門店「バリューブックス」が、私の周りに何度も登場するようになったのでした。明治大学も寄附金に換えて古本を寄付、オイスカ本部もこれに取り組んでいます。

明治大学募金室の薦めもあって私も、自分が理事長を務めているNPO法人にも窓口を広げてもらえないかと「バリューブックス」にお願いしてみました。結果は希望先が多すぎてノーでしたが、身近なオイスカの寄付につながるというのと、今月末まではサービス価格で購入するといううたい文句につられて、近くのスーパーマーケットから段ボールを6個もらって荷造りをしました。

そんな作業中に、標題の「交渉の達人トランプ」シャローム・トッチリー著・ダイヤモンド社・定価1,900円が出てきました。トランプ氏が共和党の大統領候補に選ばれた昨年の11月頃に一度探したのですが、その時は発見されませんでした。読んでなかったもので、がっかりしたのですが、気を取り直して読んでみました。

初版が昭和63年7月28日ですから、1988年で28年前の上梓です。日本でもバブル経済が膨らむ頃ですから、アメリカニューヨークは、大変なことになっていたでしょう。訳者の植山周一郎氏は、ちまたの噂としてトランプは行く行くは大統領選挙にうってでるつもりだとも言われていると紹介しています。

当時42歳になるドナルド・ジョン・トランプは、年若くしてすでに功成り名を遂げているが、若さもまだまだ十分だ。加えて長年のビジネス交渉で、老猾さも身につけている。政治の世界に興味を示すのは同然の方向なのかも知れない。果たしてドナルドの「アメリカン・ドリーム」の終着駅が米国大統領になるのか、この若き帝王の将来に期待したいものだと結んでいます。

本当のところ、本書はドナルド・ジョン・トランプ本人が他人に伝記を書かれることを気に入っていないで、著者が執筆している頃から取材には協力しなかった経緯がある。父親やドナルド本人とニューヨーク市や州との何やら影を含んだ交際、関係などを克明に取材されていることなどを快く思わなかったのかもしれない。

しかし逆の見方をすれば、第三者が詳細な調査を重ね、いろいろな人たちのコメントも加えながら、客観的描写をしてあるだけに、余計に読者にとっては面白い。どうしても不都合なところを隠しがちな、つまりは自画自賛の自叙伝(「トランプ-これが私のビジネス流儀」が米ランダムハウスから刊行されている)とは一味も二味も違って、含蓄さえ感じられる。

著者は決してドナルドを単なる「凄腕」として扱っておらず、素晴らしい天才的不動産王、新世代のネゴシエーター(交渉人)、そしてソフト社会、情報化社会の受け皿づくりの担い手として尊敬の念をもって書いている。

しかも、彼や彼の父親そして兄の影の部分が浮き彫りにされているために、彼の人間味がより感じられるユニークな本に仕上がっている。この時の妻は、最初の「イヴァーナ」です。彼女はトランプが手がけたビジネスの、数多い会社の社長に就任しているが、給料は「年収1ドルと買いたいだけの洋服」と書かれている。

その後のトランプは、訳者の予想通り大統領に就任するが、それまでの28年間は紆余曲折のビジネスに明け暮れる。この本は、その前で止まっている。その後がもっと面白かろうが、残念ながらその本はまだ目にしていない。小欄で以前書いた、ティファニーの空中権には当然に触れている。





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| 社長日記 | 08:29 AM | comments (1) | trackback (0) |
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