2017,12,16, Saturday
自慢ではないのですが、私は地元私鉄の高松琴平電気鉄道(コトデン真鍋康正社長)に、週3回程度は乗車します。今日も仏生山駅発17:42の高松築港行きの電車に乗りました。流石にこの季節、上り便の乗客が増えます。恐らく忘年会へ駆けつけるお客さんが多いのでしょう。私は15日から、仕事復帰しています。
ここ暫く1週間は、自宅療養をしていて、当然ですがコトデンを利用することはありませんでした。車内ですが三条駅で、駅員不在という車内アナウンスがあり電車が止まります。すると車掌さんがホームで、大声をあげて「切符の回収をします」と走ります。そのタイミングといい、声のかけ方もなかなか良いなと感心しながら、私は本を読んでいました。 驚いたのは三条駅を出た後の、彼の車内アナウンスです。次が琴電栗林駅です。栗林公園直近の駅ですが、その次の琴電瓦町駅での乗換の案内です。何と流ちょうな英語の案内が、日本語の説明後に続きます。私はびっくりしました。思わず持っていた本を、危うく落とすところでした。 高松琴平電気鉄道㈱は、戦争さなかの昭和18年11月に、3社が統合されて出来た会社です。琴平線・長尾線・志度線と3路線がありますが、それぞれの路線毎に会社が分かれていました。古い路線は明治42年設立とあります。100年記念イベントが終わった、歴史のあるローカル鉄道です。東急電鉄の中古車両等買い受けて、仏生山駅工場で再生をしています。 コトデンは大西一族が経営に当たっていましたが、2001(平成13)年に民事再生法の申請をして、社長ら経営陣が香川日産の真鍋康彦社長にかわり、そこから今日まで劇的に変わっています。早くに非接触型カード(イルカ=スイカと同様品)の導入をはかり、社員教育を徹底して高齢者再雇用から、車掌運転手の女子化をはかっています。 車掌さんの中に、英語を習得している人が何人いるかは知りませんが、例え一人でも前向きな人が入ることに、敬意を表し、また乗せて貰います。やがて、仏生山駅までは複線化されます。もうすぐです。新駅も琴平線に2つ予定されています。頑張るおらが街のコトデン、トコトコゆっくりですが、今日も頼みます。 |