高松栗林・高松南・高南地区が合同で、「不動産税額ハンドブックの解説」というタイトルで合同研修会を開催しました。会場は、高南地区のエリアで申し訳ありませんが、サンメッセ香川の南側にある「香川県産業頭脳化センター」です。サンメッセ香川が一杯で、講師の都合で、この会場を探し当てました。
その講師は、昨晩綿密な打合せをした奥山雅治税理士です。先生は2度目の来高らしく、初回に高松でセミナーをやった時、カウンターパンチを受けたようです。それにも懲りず、本の出版元「にじゅういち出版」宮沢社長から言われて、この度の来高となりました。
そもそも今回私が呼びかけたきっかけは、「平成25年度不動産税額ハンドブック」を書いている税理士先生自らが、この本の考え方使い方を伝授するという神髄を見たい、知らせたい、広めたいと思ったからです。この本は、平成元年に上梓され、その後今日まで改訂を加え不動産業界の役に立っているのです。
私も上梓当初にこの本に出会い、その後これを使い続けています。税率とか特別控除のあるなしなど、変更は毎年のように繰り返されますが、その骨格は変わりません。従って毎年発行する年度版ですが、変更部分はほんの僅か、大きな変更は数年に一度です。
本の著者は、奥山雅治税理士を含めて3人です。佐藤清次税理士も過去にお呼びしたことがあります。本の価格も2,000円(税別)ですから、地区や支部会計から捻出しても、比較的苦はないと思います。高南地区は、一括購入して無料配布しました。喜んで頂けたかなと、思っています。
研修会は、大変盛り上がりました。私は最前列でしたから、後ろの雰囲気は背中で感じるだけですが、何となく一生懸命に受講している熱意が感じられました。私語もなく、寝ている雰囲気でもありません。それぞれが自分の知識枠で、何かを感じてくれたのでしょうか。
不動産税制は、確かに微妙なところがあります。「不動産税制を知らずに成約はなし」と豪語する不動産業者もいますが、「税額等確定したことを言ったら、税理法違反になるから」と嫌う業者さんも確かにいます。
しかし学んで知識を持つことは、大事なことだと思います。それをどのように使うかは、次の問題つまり学ぶことの障害にはなり得ないことだと考えています。公益社団法人香川県宅地建物取引業協会でも地区を越えて研修会をすることは希有なことですが、他の地区でも喜ばれると思います。複数地区でやれば、費用負担も吸収できます。