2013,11,11, Monday
共同通信社が11日早朝に発表した報道によると、フィリピン中部を襲った猛烈な台風30号(果たして現地で日本での呼び名で呼ぶのかな)について、同国の国家災害対策本部は10日、直撃を受けたレイテ島の中心都市タクロバンなどで死者が少なくとも229人に上ったと発表した。
また、同島隣のサマール島の地元当局者は300人以上の遺体が見つかり、2千人以上が行方不明だと述べた。現地情報が少ない地域もあり、今後被害が拡大する恐れがある。フィリピン赤十字幹部は、死者を千人以上と推定。タクロバンの警察幹部は、地元メディアに死者は推計「1万人」と語った。 マニラの日本大使館によると、レイテ島の在留邦人数は約100人、サマール島は約20人。日本時間11日午前0時半現在、死傷者が出たとの情報はないという。フィリピンの国家災害対策本部によると、国内の約950万人が被災し、10日時点で約45万人が避難所にいるという。被災地での衛生状況悪化などが、懸念されていると伝えています。 レイテ島の被害状況を映像で見ていると、東日本大震災の津波被害の様相と酷似しています。大型船が陸上にあがり、東北のあの時の惨状よりもっとひどい状況になっています。フィリピンは台風の産地であって、出ていったら、私は台風被害は少ないと考えていました。 こんな報道を読んで、あの「カオハガン島」(髙松栗林ライオンズクラブが結成50周年記念アクティビティーで島の図書館に図書を寄贈し、崎山克彦氏が島主で頑張っている)は大丈夫なのか。そんな心配で、ガイド役の湯川正に電話をしました。 「おい湯川、カオハガン島はどうなっとるん」「それが先ほど確認したら、被害がないということだった。もっともゼロではないのだろうけど、レイテ島のようなことにはなっていないようだ」。良かったですね。私は怖くて、よう確認できませんでした。 台風はいろいろな偶然と、大きな必然で発生し、北へ向いて猛威をまき散らすようですが、カオハガン島はレイテ島の西南120㎞ぐらいのところにあります。台風は左巻きですから、カオハガン島は難を逃れたのだと思います。実に上手く難を逃れたと言うべきか。 一度は行ってみたいカオハガン島、そしてレイテ島など被害のあった島、早く復旧してもらいたいと願います。東日本大震災も3回目の正月がもうそこに来ています。東北も何とかしてくれまいか。金華サバは、豊漁だと聞いています。丸々と太って、脂がのって美味いのだそうです。 自衛隊のフィリッピン派遣は、素直に諸手を挙げて賛成はしかねますが、人命救助・被災地復旧の目的で、ごく短期間の派遣であれば致し方ないとも思います。自衛隊は日本国軍ですから、自衛隊の派遣は国内に限ります。災害派遣も、海外派兵ですから。平和ボケでも、同一視は出来ません。 カオハガン島を紹介してくれた湯川正氏のレポート最終章 |