高松商業高校女子ハンドボールは、インターハイ+国体で2連覇の偉業を達成しております。選手の活躍も当然ですが、田中潤監督(44)の指導力が高く評価されているところであります。週末毎に、大阪体育大学などの競合の胸を借りに、バス遠征をしています。
その田中潤監督を激励するべく、今年の紫雲会総会でも表彰をしました。紫雲会が何のお手伝いが出来るわけでもありませんが、バス遠征のバスは、紫雲奨学会が運営費用を捻出しています。バスの買い換えに当たっては、紫雲会に要請が来るかも知れません。
高商ハンドボール部に、私もほんの少し関与していました。香川県内の有名なハンドボール指導者が転勤して高商に来たのと、私の高商入学が同時でした。中学校でハンドボールをしていた私は、その先生のことをよく存じ上げていました。「同好会」から男子チームが発足しました。昭和43年の春です。
勿論野球や陸上、サッカーなどにグランドは使われていて、新規参入など出来る状態ではありませんでした。朝日町の民間地を借りたり、隣の女子校へ練習に行ったりしていました。試合にも出ましたが、勝ったことはありません。私は進学組移動で、長くは続けられませんでした。
その後に正式に部へ昇格し、女子ハンドボール部も出来ました。そのチームが今は、全国2連覇に輝くチームになっています。本日は横山賢治校長と近藤千枝加コーチ(23)も同席されました。横山賢治校長は、何かにつけて物知りです。ビックリします。
真鍋健彦会長が、田中潤監督に質問しました。「勝つチーム作り」の秘訣は?田中監督は、「心」だと答えました。私はこれを聞いて、高商のチーム作りは続くなと感じました。「生徒の質」とか「環境」と言っていると連覇は、難しいと思います。一人一人の考え方、つまりベクトルを合わせるやり方なら、これは暫く続きますね。
一昨日横浜で、稲盛和夫塾長の話を伺いました。こちらも「心」でした。その話を聞いたあとなので、私は余計に心のあり方に注目しています。