2014,04,25, Friday
平成25年度国土交通省「中古不動産流通市場の活性化に関する調査検討業務」に参加している四国中古住宅流通促進事業協議会(略称四国連携)の全体会が、正副会長の参加をえて、サンポートホール高松62会議室で開催されました。国の補助金を受けて、「中古住宅流通活性化」を業界と地域の連携で成し遂げたものです。
24年と25年の2年にわたり、四国連携パッケージ商品の開発や、四国労働金庫との提携ローン、土地家屋調査士による土地境界確認などの一定の成果づくりは出来ました。これからはこれらの活用により、中古住宅を所有する人及び家族、それを活用して生活する人、そしてその仲介をする人らの三方よしです。 日下雅彦会長の挨拶の後、事務局から「四国連携2年間のあゆみ」と「不動産流通市場活性化事業者間連携協議会シンポジウム」の報告が、スクリーンを使っておこなわれました。本来なら手元に印刷した同じ資料を提供するのですが、本日は旅費しか予算取りが出来ていません。 成果として、国内の他の13協議会並みのことは出来たと自負していますが、普及が今からです。正副5委員長を中心に、普及策を考案して頂きたい。私は事務局報告の冒頭で、「前へ突き進むのは得意なのですが、後ろを振り返ることが苦手」といみじくも吐露したのですが、言いながらトホホと反省もしました。 四国労働金庫から2人の臨席を頂き、丁寧に(15分の要求を10分に制限)に提携ローン商品の説明を頂きました。四国全域で使えるという条件もあって、四国労働金庫に大いに期待しています。最後に松岡良幸不動産鑑定士へマイクをお回しして、残りは「価格査定」ですがと質問しました。 これには、国の方針策定が急がれます。日本の標準的木造住宅の経済価値が何年あるかという基準値の発表がすべての礎となります。予定では、26年度中の発表のように言われていますが、国土交通省も学識経験者の意見を民意として使います。数日前に聞いた明海大学不動産学部中城康彦教授の話しでは、120年とも言っていました。 「百年住宅」もよく聞く言葉ですが、私は60年かなと思っています。いずれにしても、現在の経済価値20~25年では、中古住宅の活用は難しい。またリフォーム・リノベーションした後の価値も、どのくらい評価を上げられるのかなどの見解にも興味が湧くところです。 ところで明海大学不動産学部中城康彦教授は、日本初の不動産学部の学部長で、文字通り不動産業界の権威です。しかし、今日聞いた話しでは権威も人の子だと改めて感じました。と言うのも、中城康彦教授は高知県出身だとは聞いていました。公益社団法人高知県宅地建物取引業協会矢間慎一副会長の、2年後輩だと言うのです。 すると私より年少となります。これからいろいろなところで出会うと思います。まさかその際に、「中城くん」とは言えませんよね。高松玉藻ライオンズクラブの萬さんが、大学の先輩だとも言う矢間慎一副会長は土佐人。氏原光隆さんとの助さん角さんコンビは絶好調です。酒もつよいわ。コンパも大いに盛り上がりました。 |