2014,07,27, Sunday
せせらぎの中に、鶏の悲鳴を聞いて目覚めました。セブでも鶏は「コケコッコー」と啼いています。当たり前と言ったらその通りですが、何でリゾート島に働き者の鶏の悲鳴が聞こえるの。そうか今夕のメインディッシュかも知れない。そんな悲壮感溢れた鳴き声でした。
相棒の大和に、「よく寝るな」と言われてしまいました。大和は睡眠が3時間だと言うから、私の半分以下です。年をとると眠れなくなる、よく寝るのは若い証拠だと言われますが、私はそんなに若くはないのによく寝ると自分でも思います。 セブ島の天候はくもり、時折小雨が降るすがすがしい気候です。NHKのTVニュースでは、東京が35度越とか言っています。ここセブの正確な気温は分かりませんが、体感的には25度程度ですか。プールに入ると思わず「寒い」と叫んでしまいました。風も爽やかで、昼から地元産のビールなどを頂き、ご機嫌さんです。 あそうそう誤解のないように書き加えておきますが、このセブ島や明日からのカオハガン島は大和(やまと)が開拓してきたものです。私は湯川を通じて、湯川は大和を通じてカオハガン島の崎山克彦さんを知りました。その縁がこうして続いています。いわば大和は恩人です。 その大和から、「ヒールを呑もう」と誘われたら断ることが出来ずに、昼の日中から申し訳ありません。決して私が言い出したことではありませんから、念のために。そして昨日も40年前のことを、深く謝りました。大和は岡山出身で、中央大学の法科生でした。目指すところは勿論、司法試験です。 それを私ら別大学生が下宿を占拠して、挙げ句の果てには度々宴会に巻き込んで、ついに大和は将来の道を変えたのでありました。共通点は、被災者の宮本嘉二です。彼が大和と同じ小池さんちに下宿をしていて、ともに勉学に励んでいました。当然湯川も、小池邸乱入組の主犯格です。 そんな縁が、今もこうして続いています。大和はわれわれを見て、「ひどい集団」だと思ったそうですが、私は大和がわれわれとつきあうようになって、やっと田舎人(香川と岡山は同類項)気質から脱することが出来たと、大変嬉しく思いました。 今回のカオハガン島も、湯川からの誘いでした。日程の都合で湯川が外れ、どうするかと思いましたが、後にも先にもこの機会だけかも知れません。喜んでこうして大和さんと来ています。私もこの時期は、スケジュール安全パイと過信をしていましたが、後にいろいろ入ってきました。 ところで現在、現地時間17時半ですが、白鵬の30回目の優勝をNHKTVで見ました。日本にいるとNHK番組を馬鹿にしますが、国を離れると、日本人の多くがNHKTVを見ています。 映像より音声に、人は敏感に反応するようです。日本の皆さん、NHKの受信料が番組を作っています。多くが少しずつ、受信料を払いませんか。そのためのお手伝いも、弊社はしています。契約窓口となって、NHK高松放送局へつないでいます。 オートロックの賃貸マンションでは、NHKの営業マンが入居者に会うことも叶いません。まさか「宅配便です」と言って開けてもらうわけにもいかず、困った挙げ句に組織に相談が来ました。弊社も数は少ないのですが、協力をしています。 これから食事に出ます。治安が悪いことも手伝って、ホテルが用意するタクシーで移動します。昨年のブラジルよりも、今年のセブ島が、私の見聞きした範囲内では危ないようです。今晩も早く帰って、明日からのカオハガン島に備えます。 海の中を歩いて上陸すると脅されています。学生の頃、もっと大和を大切に思っていれば、もっと大きな船を手配してくれたかも。これは冗談ですが、カオハガン島手前で大きな船から小さな船に乗り換えて、そして歩いて上陸?ここまでは電気もワイファイも正常に機能しています。さてさて明日からは。 カオハガン島の崎山克彦氏との出会いです |