2014,08,20, Wednesday
国立がん研究センターと東レなどは18日、1回の採血で13種類のがんを発見できるシステムの開発をはじめると発表しています。新聞各紙がこぞって書いています。事業は今年度から5年間と言うのですが、既に10年ほどの臨床検査を積んでいるようです。
対象のがんは、胃、食道、肺、肝臓、胆道、膵臓、大腸、卵巣、前立腺、ぼうこう、乳房、肉腫、神経膠腫の13種類。私はもっぱらペット派ですが、ペットでも血液検査はしています。何となくがんがありそうだという程度の検査は、これまでにもされていました。 しかし発表されている資料によると、血液や唾液などの体液に含まれる2500種以上の「マイクロDNA」を分析して、どの部位の癌であるかを判断出来るほど、データーはすでに揃っているようです。日本が世界に誇る高精度な検査を確立できれば、健康寿命を延ばし、産業の発展に寄与できると確信します。 この話しは1週間ぐらい前に、「coffee青い樹(高崎節子代表)」で盛り上がっていました。高崎さんは、恐らく早い段階で既に検査をした人の1人です。高松市内の医院で血液採取をして、検査機関が持ち帰って分析をするようです。事前予約が必要だと話していました。 これが実際行われるようになると、がんで苦しむ人々の苦痛を随分和らげることが出来るようになります。私のように、ペットはまだ高額だから3年に1度というけちくさいことは言わなくてすむようになります。費用はペットが6桁(20万円位)でしたが、血液検査は確か、5桁内(2万円位)でした。 いずれにしても事前調査ですから、あるという疑いが強まれば、それはその臓器の精密検査が必要になるのはどちらも同じです。ペットにしても、疑いが出れば、精密検査です。胃であれば、胃カメラは当然のことです。これはある意味覚悟が出来ているわけですから、苦痛の度合いも幾分軽くなります。 これは朗報です。すぐには無理としても検査機関が増えて、更に手軽に検査が出来るようになると、献血してくれる人にまで拡大して、「あなたの献血で(大勢の第三者のみならずあなたのがんも発見出来て)あなたをも救います」というスローガンも有効になります。大いに期待が膨らみます。 |