2015,03,16, Monday
国土交通省は、高松空港を民営化する方針を発表しました。国や自治体が空港施設を保有したまま、運営権を民間企業に売却する「コンセッション方式」を導入するようです。国が管理する全国100近くの空港で、民営化の動きが具体化するのは、仙台、福岡空港に続いて3つ目。
高松空港は現在、滑走路や駐機場などの施設を国が、商業施設などが入るターミナルビルは香川県や高松市などが出資する第三セクターが運営しています。私も先週高松空港を使い、空港ビルが増築されて広くなっているのを実感しました。しかし免税店は、今一でした。 空港ビル管理会社の山下氏によれば、高松空港の駐車場は拡張しましたが、無料化は考えていないとのことでした。私が、「岡山空港はタダですよ」と水を向けると、明確に無料化を否定していました。勿論社長一人が決めることではないと思いますが、無料にすることは私も必要ないと考えています。 民営化後は、請け負った民間企業に一体で管理、運営を委託することになります。民営化で、国が一律に決めている着陸料等の引き下げが可能となり、新しい路線開発や、格安航空会社(LCC)など新規路線の誘致にも有利になると予想されています。 香川県は、観光協会などとも手を取り、香港便の路線新設を企てていると言われています。どうなるか分からない新規路線は、着陸料や駐機料が安いにこしたことはありません。高松は日本一安全な町です。大きな荷物を高松へ置いて、YOU(外国人)は各地へ行けば良いのです。 その窓口となる高松空港。しかし山岳地にある高松空港も、ここ数日霧のために午前中の欠航が続いています。昼からは無事飛んでいます。もっとも高松空港に、早朝深夜の外国便フライトはないと思います。東南アジア路線は、数時間の航行です。欧米便のような、日付変更線を超えるようなことはありません。 安全を確保しながら、民営化するというのは「企業選定」に留意するのは勿論ですが、出来ないことはないと思います。現に今のセキュリティーチェックも、全て民間がやっています。勇気をもって、当たり前を実践することです。 |