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第31回社会福祉法人竜雲学園後援会総会と50周年記念式典
昭和40年4月に開設された竜雲学園は、4年前に遡る昭和36年、「精神薄弱児援護施設計画」として具体化しました。初代理事長は、細井照道法然寺27世住職でした。本日頂戴した50周年記念誌に、詳しくその当たりが記載されています。私が中学へ入学したばかりの頃の話しで、今日初めて知ることになりました。

またこの年昭和36年は、法然上人750回忌、親鸞聖人700回忌であり、遠忌(仏教諸宗派で,宗祖などの遺徳をたたえるため,50年忌以後50年ごとに行う法要)記念事業として企画されています。香川県下では、勿論はじめてです。

翌37年4月の設立発起人会を経て、39年9月に施設建設が始まります。どこかの、廃校になった木造中学校を移築したと聞いています。タダでと言う話しが、有償になったとも聞きました。そして40年3月末に、厚生大臣認可が降りて、社会福祉法人竜雲学園が誕生。その番号は、213号となっています。

3月30日の設立発起人会では、理事長細井照道法然寺住職、理事に藤澤享平医師の名前もあります。そして監事は、溝渕季太(神崎屋代表取締役)さんです。場所は、法然寺境内の仏生山町甲3215、現在の法人事務局がある場所です。そして翌日4月1日が、社会福祉法人竜雲学園開設と書かれています。

木造平家建て4棟の延床面積は135坪、収容定員は40名です。勿論収容される園児は、精神薄弱児です。健常児でも幼児の扱いには骨が折れるところですが、精簿児ですからなお大変だったと思います。園児が病気になると法然寺で、自分らの横に寝かせたとこともあったようです。

昭和36年~40年当時の知的障害者に対する社会一般の偏見の風潮や公的福祉制度の貧弱さを考えると、当法人設立及び竜雲学園開設というのは、大変な難事業であったと思うと、3代目現理事長田代健氏は記念誌の挨拶でこう書いています。

園生も職員も、ボーイスカウトも、そこらの人もみんな集まれ、楽しくやろうという雰囲気です。私(田代健)もその中で楽しく過ごしたわけですが、今から思うとあの楽しい雰囲気は、お寺の奥様(細井郁子さん)たちの犠牲の上に成り立っていたということが分かります。

後援会松平頼武会長

田代健理事長挨拶

前27世照道住職の限りなくふかい人間愛と森羅万象に対する感謝の念、そして前理事長の細井俊明28世住職は、照道師の理念を積極的に実現していきました。面白いと言ったら怒られますが、興味深く読んだのは奥様郁子さんのインタービューでの言葉です。

「申し上げにくいのですが、正直な気持ちは、もうこれ以上施設の規模を大きくせずに縮小してもらえたらと思います」、「これからの若い職員の負担等を考え、また主人が一線を引いた現在、ここまで大きくした責任は大きいと痛感しています」。正直な気持ちの吐露だろうと、思います。

平成元年児童福祉施設、精神薄弱児援護施設であった竜雲学園を廃止し、精神薄弱者援護施設、精神薄弱者授産施設の「竜雲あけぼの学園」を開設します。授産施設は精神薄弱児が成長し、彼らが独立して生活できるように訓練をする施設という位置づけです。ここに、うどんなどの製麺が加わります。

丁度この頃から私の母親松野サチ子が、あけぼの学園のお世話になります。母親が代表取締役であった「誠幸麺業」を廃止し、うどんやそうめんの製造機一式を学園に買って頂き、母がこれから丁度10年間指導することになります。驚いたことに松野サチ子のことが、記念誌P126に写真付きで掲載されています。

母60歳の還暦から、喜んで学園へ自転車で行っていました。そして途中から食堂を廃業した龍満さんも誘い、その龍満さんが伝えたラーメンも、「竜雲うどん」の人気メニューとして残っています。和風ラーメンです。これがまた美味いんだな。

母はその後平成5年に開設された、特別養護老人ホーム竜雲舜虹苑(しゅんこうえん)で弟子(母親の言葉)らに看取られて、87歳の生涯を終えました。母は、細井郁子さんと同じ九州人です。共通するおおらかなところは、よく似ています。また龍満さんも、今は通所サービスで舜虹苑の世話になっています。

中興の祖、2代理事長細井俊明(現名誉理事長)の言葉ですが、「色々とありまして、色々とあります。」まさにこの50年を形容するにピッタリの言葉だと思います。本日の記念式典でも、元気なお顔を拝顔しました。現在210名の職員を抱える社会福祉法人竜雲学園、いつの日か、私も宜しくお願いします。

平木享県議 浜田恵造香川県知事

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| 社長日記 | 11:39 AM | comments (0) | trackback (0) |
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