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2015,10,08, Thursday
明日は早いので、いま書いています。少しずれますが、ご容赦下さい。この数日、盛和塾ハワイ稲盛和夫塾長例会に来ています。今から５年前に盛和塾ハワイは開塾しましたが、その２年前、京都の稲盛和夫塾長の元にハワイ在住の経営者が懇願に来たそうです。
「ハワイ(のような世界的に潤っている観光地)は私が行くところではない」と、塾長に一括されたハワイ経営者は、2000年の9･11からサーズ、極めつけは2008年のリーマンブラザーズの経営破綻に端を発した「リーマンショック」でハワイの中小企業経営者は10年近く、苦しんでいることを訴えました。 それを稲盛和夫塾長に訥々と話すと、その場で塾長はスケジュールを調整して次の年、ハワイへ渡りました。どんなに急いでも、塾長の予定は、来年が精一杯です。そして翌2010年1月、ＪＡＬ再生を託された塾長は、民主党政府の公式会見を断って、ハワイへ来ていました。 「約束だから」が、塾長の言葉だったと聞いています。この席に私も愚妻を伴いここハワイへ来ていました。その席で塾長は、「なぜ自分がＪＡＬ再生に微力を尽くすのか」という有名な3つの意義を熱く語って下さいました。 ①大勢の従業員がＪＡＬを去ったが、残った従業員の物心両面の幸福を追求するため。②日本経済の落ち込みを防ぐため。あのＪＡＬが再生したら、日本経済が元気になる。③ＡＮＡとＪＡＬが競争してこそ、日本の航空業界が活性化する。ＡＮＡだけでは、片肺飛行になってしまう。 稲盛和夫塾長は、このように目的を明言されて、一つずつ良きことを思い良きことを実銭して、３年でＪＡＬ号は再浮上したのです。まさにＶ字回復ですが、われわれ塾生は、絶対に成功すると頑なに信じて、「ＪＡＬ50万人応援団」を結成して、ほんの少しだけ手助けが出来ました。 ところで今日は、オブションツアーです。主力隊は、今日帰りました。稲盛和夫塾長も関西空港へ帰ってしまいました。昨日のことです、「さよならハワイお別れパーティー」が野外でありました。私の尊敬する大畑憲(山陰塾)氏が、塾長の退場の花道に慌てて参加していました。塾生の大物です。感動しました。 さて私達は、まず「COSTCO」と「Home Depot」が両立するショッピングエリアー行きました。次は圧巻の、「ワールドビレッジ」です。アラモアショッピンクセンター近くに、総合計画された地域開発計画を見ました。具体的なマンション(ここではコンドミニアムと言う)の、モデル住宅も見ました。1億2億円何するものか。   それ以上に驚いたのは、空港からワイキキさきまで時間にして14分、距離も20㎞足らずの「ライトレール」という鉄道が付くそうです。電気ですから、エコにも良い。そしてこの開発エリアにも、新駅が出来る計画のようです。2019年と言っていますが、遅れています。 そして慢性的ホテル不足のハワイにあって、新しい利用方法「バケーションレンタル」を見ました。ここは木造ですが、ハワイでは築後47年にも成る鉄筋コンクリート造建物は、購入後9年で償却だそうです。これまた、ハワイの重要な存在の面目躍如があります。日本人はハワイが大好きですが、ハワイも日本人を愛しています。 最後は高級住宅街の、「カハラ地区」へ行きました。１日35万円の利用料ですが、結婚式に来た家族には、朗報です。普通に15人はベッドに寝て、その他で良ければソファーなど。塾生の持つコンドミニアムもいくつかあります。本当にハワイをビジネスにした縁は、続くようです。   100年後の地球は、利他の心で、稲盛フィロソフィーの実銭を次の世代へ繋ぐことが、盛和塾内でのわれわれの仕事です。ハワイ塾生でラーメン店を経営する塾生は、初日だけ出て、それから辞めた従業員に変わって、茹で籠を振っていたそうです。私は早く寝るため、この現実は見ていませんが、大変です。 実は風邪がだんだんひどくなり、ティシューペーパーが足りなくなっています。ハワイはフロリダ以上に、アメリカ人の好きな地でもあるそうです。私は、やはり日本のうどん県高松市が好きです。移住は考えていません。私は不動産業者で良かった。麺職人だったら、薦められたコンドミニアムを買うことなく、友達をなくしていたかも知れません。  |