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2015,10,13, Tuesday
ラグビーワールドカップで1大会３勝という、日本ラクビー史上初の快挙を成し遂げた日本チームが帰国し、ワイドショーでもてはやされています。私も３勝は、考えてもいなかった好結果で、驚いています。しかしその弛まぬ努力を知り、深く敬意を表します。
番組を観ていると、この結果は偶然でないことを知ります。そのための練習に、裏打ちされた結果です。練習は嘘をつかないと言われますが、これほどまでの緻密な練習が出来るものかとまたまた驚きです。強くなっているとは聞いていましたが、世界に伍して戦う15人はサムライに見えました。 ユニフォームの桜も、日本らしくて良いですね。サッカーが盛り上がって久しいのですが、これからはラグビーも何かと話題になりそうで、ラグビー大好き人間としては、これからが楽しみです。 ラグビーは、基本的には接触プレーです。外国選手の大きな身体に、それよりは随分見劣りのする日本人選手が挑みます。相撲の世界では瞬間ワザもありますが、80分間の瞬間ワザはあり得ません。やはり体力一番です。メンタルに加えて、フィジカルを強くする。そんな練習を、エディーヘッドコーチ(監督はいない)は選手に課してきました。 これをきっかけに、ラグビー人口のすそ野が広がることを期待します。香川県下でも、ラグビーチームは確か２校。限られた地方にしか指導者がいないことも、ラガーマンが増えない理由です。全国的に、ラグビー熱が高まり、すそ野が広がることを切に希望します。 私はそんなラグビー不毛の香川から、1971年に東京へ行きました。その頃は六大学野球も、三沢高校対松山商業の再試合に象徴されるように、野球界は選手層も厚く神宮の杜をわかせたものでした。私も応援に行きました。優勝祝賀行列も、体験しました。上級生は、一升瓶を抱えて歩くのです。 同時に、ラグビーの面白さにも触れました。サッカーと違い、誰もが体育の時間に体験するというものではなくて、選手以外は経験したことのない競技でしたが、70～80年代母校が強かったこともあり、私もラグビーの観戦に夢中になりました。これまた、頻繁に試合を観に行きました。 ラグビーの試合は、神宮野球の秋大会修了以降が多く、その頃は正月の風物詩でもありました。今の箱根駅伝大会のような、まあこれほどまではなかったですが、それでも正月三が日に大学選手権、正月15日に日本選手権とほぼ決まっていました。 ワールドカップラグビーでの日本チームの活躍に、40年前が蘇ってきました。これも私のささやかな、青春の1ページです。5年後の2019年、日本開催が決まっています。さらなる盛り上がりが、楽しみです。またキャプテンリーチマイケルに代表されるような、日本で活躍する外国人と一緒というのも良い。 さて標題の後半ですが、以前からこの絡繰りが分からないのです。過去にもあって今更驚いているわけではありませんが、改めて納得がいかないのです。ハワイから帰って、個人預金の記帳にATMへ出かけました。540円が、引落しされています。 数日後の本日、拙宅に銀行からの郵便が届き、残高証明540円と書かれています。関係者がおれば、このシステムを解析して欲しい。決算に使う資料でもあるまいし、私が頼んで発行されたものでもありません。恐らく金融機関と私との間の「金銭消費貸借契約」に、銀行の裁量権が書かれてあるのだとは推察します。 だから引き落としたという法理は、私にも理解できます。しかし何のためにですか。その前提となる仕組みが理解できない。銀行が債権の保全のためにする手続きであれば、それは銀行の利益ですから己の費用でするべきと違いますか。 資金を貸す側と借りる側、特に金融機関と個人間では情報の非対称性も当然あります。これまで当たり前だとして通してきたことの、再検討が余儀なくされ始めた時代になりました。金融機関と言えども一株式会社、つまり生き物です。 さてわが業界を振り返りみれば、中古住宅流通促進のために、インスペクションと呼ばれる「建物目視検査」を始めました。業界の常識になれば良いと拡大を日々取り組んでいますが、今の中古住宅の現状を専門家の手によってつまびらかにするのです。静止画ですが、写真も付けています。 その結果売買価格が下がるのではと言う杞憂もありますが、「見える化」は後々のトラブルを防ぎます。当然中古住宅ですから検査結果が、100点満点とはなりません。この状態で、売買価格がこの値段ですよと合意するわけです。 さて残高証明ですが、わずか540円のことだと思うなかれ。普通預金に540円の利息が付くのは、ざっと数千万円の残高でしょうか。私のFPの勉強での学びは、この一点が学びです。銀行さん、手前味噌は自分達の台所でどうですか。 |