カウント・ベイシー楽団の創設者に見いだされたという、デニス・マクレル(ドラマー)をはじめ、モンティ・アレキサンダー(ピアノ)とジェラルド・ウインキンズ・ジュニア・ハッサン(ベース)、それにボーカルはカテリーナ・ザッポーニが組して、高松のスウイング・ワンターランド・ジャズ・オーケストラと共演をしています。
夢の共演とリーダーの関元真登氏は言うが、私には正直その価値が分からない。しかしその演奏は、引き込まれるものがありました。ピアノとの共演では、ドラムも静かなもので、あのいつもの「ドンドンチーン」ではなくて、奥の深い音(ね)が響いていました。
モンティ・アレキサンダー(ピアノ)氏は、1944年生まれと言うから71歳か。鍵盤を右から左まで使い、3人をリードしています。やんちゃおじさんがピアノに向かっているようでした。ジャズのピアノは、自由奔放でそこがまた楽しいのです。アドリブかと思っても、最後はきちんと合います。まさにプロの演奏。
また「スウイング・ワンターランド・ジャズ・オーケストラ」は、1991年今から24年前に、香川県教育委員会文化行政課指導の下、県内ミュージシャンを中心に結成されたスイングを追求する本格的ジャズオーケストラです。
高松でこんなに質の高いジャズが聴けるとは、高松は良いところだ。私は早く申し込んで前から2列目。前には大西秀人高松市長夫妻が座っています。NYの老舗ジャズクラブ「ビレッジバンガード」の雰囲気を堪能したのでした。