私が芸術などと言う高尚な分野の話題に踏み込むことなど、不遜の極みでありますが、恩師萬木淳一氏の薦めで、似合わない芸術展へ行ってきました。とは言うものの香川県は、芸術に力を入れている「芸術県」です。来年は、瀬戸内国際芸術祭2016が、春夏秋の3期に渡って開催されます。
SINCE1934ですから、昭和4(1929)年のアメリカに端を発した世界恐慌の余波を受けた日本。昭和9年の昭和恐慌の悪影響が残る、景気回復ままならぬ時期に始めたわけです。日本で1番長く続く県展であることも、関係者の誇りの一つになっています。
大東亜戦争の影響から、昭和16年と20年はやむなく中止したものの、戦時下の昭和17~19年には開催、昭和21年に再興し、今日まで毎年開催しています。高松も昭和20年の大空襲によって廃墟と化し、食うや食わずの時代に、よくぞ開催したと敬意を表します。全国で最も長い歴史を誇る、県主催の公募展です。
11月29日(日)までの開催で、9-5時開催。11月23日月曜日を除き、月曜日は休館日です。観覧料は一般720円、前売・団体は580円となっています。そうそう忘れていましたが、「香川県立ミュージアム」での開催です。香川のアート、ここにはじまる。