恒例の海水浴ツアーの翌日は、塾生企業訪問です。本日は、「ファミリーイナダ」と「お菓子の壽城(寿スピリッツ)」を見学しました。「ファミリーイナダ」は、54年間マッサージチェアーを作り続けています。銭湯で良く目にした、茶色のマッサージ機です。あれから半世紀、改良に改良が加えられて、ついにインターネット接続。
まさに求めていた、「健康管理」に役立つ商品に仕上がっています。プログラムも、ウェブを介して新しいものをダウンロードする進化形です。その人の、血圧から体脂肪・体重などを測定し、管理することができます。
拙宅にもファミリーのマッサージ機がありますが、2000年製造の今となっては旧式に思えるマシーンです。最新式は9月から販売と聞きました。本日試用しましたが、足の裏から、手の指先まで指圧をします。そんなにハイテクでなくても良いのですが、やはり新型は進化しています。
稲田二千武氏は、盛和塾大阪のみならず、本部理事として稲盛和夫塾長からも、また全国の塾生からも厚い信頼を得ている塾生です。大阪塾は、盛和塾の中でも世界一活動の質も量も豊富な塾です。やはり、リーダーの考え方に引っ張られるのです。JAL応援団の発案の1人が、稲田二千武氏でした。
また「お菓子の壽城(寿スピリッツ河越誠剛社長)」は、盛和塾で学び、KCCSのアメーバー経営手法を導入しています。先の「ファミリーイナダ」さんも、導入されています。ふたつに共通するのは、5Sを徹底し、笑顔もさわやかな企業です。バスの到着を日中の暑い中、立ったままで出迎えてくれています。
事業所の中でも、製造業ながらサービス業の域まで、笑顔等接遇に教育が行き届いています。さらに「お菓子の壽城」は、これが更にすごい。「ついているシール」など、アイディアに富んでいます。
さてここからは別の話ですが、昼食を頂いた「白鳳の里」の近隣に「上淀廃寺跡(かみよどはいじ)」という米子市営の展示館がありました。ボランティアが僅か30分ほどで、この廃寺の持つ意味を投げかけています。要するにこの山陰の僻地に、奈良京都に引けをとらない大型の寺院があった。
そのことは、ここから出土した諸々の埋蔵物からも推定できるのですが、大和朝廷がどこにあったかにしても、全国を掌握するまでの勢力はなかった。であるならば、ここ山陰や九州などに奈良京都級の大寺院があったという事実をどうとらえたら良いのか。ここ全体が、「伯耆古代の丘公園」であります。