公益社団法人全国賃貸住宅経営者協会連合会(ちんたい協会)は、昭和44年11月に国土交通省(旧建設省)の許可を得て設立。平成24年4月1日に公益社団法人に移行いたしました。もともとは大家さんの、大家さんによる大家さんのための組織でした。30年代後半には、組織の台頭がすでにありました。
同会は、会員相互の協力によって、賃貸住宅経営の健全なる発展、住宅政策への協力、業界の地位向上、そして国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的として設立されました。従って現在は、賃貸管理業者も多く存在します。
全国に17,013名(平成28年4月1日現在)、県下に50者の会員を擁する香川県支部があります。総会資料によると、支部長の上に相談役が5人鎮座しています。そして松尾豊氏が、現在会長です。
同会では、以下を公益事業の3本柱としてかかげています。
1 災害時に被災された方々への“賃貸住宅の空き室情報の提供”
2 賃貸住宅にお住まいの方や家主の皆様への“無料相談”
3 賃貸住宅に関する“調査研究” 公益社団法人全国賃貸住宅経営者
本日は、高松市林町のサンメッセ香川2階中会議室において、百名弱の人を集めて、3部構成のセミナーを開催しています。とりわけ印象的だったのが第3部、㈱ANGELO大川護郎代表取締役の「誰も買わない不人気物件を再生し2850余戸もで増やした投資家の軌跡」でした。
大家さんですが、会社で2800余戸住戸等を所有しています。特徴は信用金庫から借り入れをしていて、その金利は3%前後で「金融機関にも儲けてもらう」と公言していたこと。誰も手を付けないボロ物件を買うこと。旧耐震物件も、物によっては耐震性が十分にあるとか。
もう一つは、管理会社を作らず管理会社にも儲けてもらうという姿勢です。また周辺ビジネスで稼いで、家賃を限りなく安くしたい。しかし自分の住戸を安くすると周辺にも迷惑をかけた経験もあるとか話していました。姫路市でこれだけの戸数を所有する会社(オーナー)は、多くはないでしょう。江川卓似のオーナーさんです。