2016,12,12, Monday
2017年春入社の大学生・大学院生の就職・採用活動が1日、本格的に始まった。有力企業が同日から面接を実施した。景気回復などを背景に学生優位の売り手市場となっているため、他社に優秀な人材を奪われまいと初日から内々定を出す企業も現れたが、人気企業は競争が激しいことは例年と変わらない。
面接に於いてあなたが特殊な資格を持っていると、面接官も突っ込みやすい。 私も住宅メーカーの積水ハウス株式会社の管理職として面接官を何年も経験したが、積水ハウスに応募した理由とやりたいことが分かる様な資格を取得している学生には好感を持つことが出来た。 資格としては、「宅地建物取引士」(当時は宅地建物取引主任者)を取得済みの学生には、住宅業界や不動産業界を就職先としてしっかり見据えていると評価したものです。住宅メーカーの営業として仕事をする場合に必要な資格であるが、仕事をしながら合格率15%を突破するのは簡単ではない。 若手の社員には、休日に学校に通って貰うという制度を利用し、10月の第3日曜日の年一度の試験合格を目指してもらうものの合格点に届くことが出来ない社員が多い。仕事の経験を積んでも、宅地建物取引士の資格を持たない社員を管理職とする事は無いようだ。 最近では、営業マンで一級建築士を取得している者も多くなってきている。住宅メーカーや不動産業界に就職を希望する学生には、宅地建物取引士資格の取得をお勧めしているが、試験が10月である事を考えれば、内定を受けた後でも取得は時間的にも可能である。 一方また面接を有利にするために、簡単にすぐに取得できる資格をご紹介する。それは、「定借アドバイザー」資格だ。最近の社会現象として、所有に拘らないライフスタイルがある。車も「シェーカー」が脚光を浴びている。そのレンタル・リース・シェアの一つが土地の定期借地権であります。 住宅関連企業での面接で、「私は現在シェアハウスに入居」していますと学生から言われれば、面接担当官は質問をしたくなる。その質問に魅力ある、そして説得力のある答えを用意しておけば良いのである。 ここで紹介する、「定借アドバイザー資格」を勉強する事は、平成4年に新借地借家法によって登場した期間の定めのある借地権である。分かり安く言うと「土地のリース」であろう。 土地の価格は、住宅地に関しては年々安くなってきているし、人口減少と増え続けていて社会問題化している全国での空き家問題を考えても、土地価格は上昇する事は考えづらい。勿論安くなっているから買うという考えも、従来通りあり得ます。 しかし値上がりしないとわかっているのに、金利を支払いながら取得する事は合理的とは言えない。リースは、所有者がいて借りる側がいて成立する。つまり、所有と利用の分離である。 このような価値観とライフスタイルを追求する消費者に対して、企業は今後どのようなビジネスを組み立ててゆくのかが問われる社会となってきている。その為に私は定借アドバイザー資格を取得しました。というのは面接官から見て説得力を感じます。 就活の学生の皆さん!就活生を応援する家族の皆さん!短期間ですぐに取得できる定借アドバイザー資格を! 以上は、全国定期借地借家権推進機構連合会の速水英雄氏から今日送られてきたメールの転載です。1日というのは6月1日の会社説明会解禁日のことかと思います。特定非営利活動法人香川県定期借地借家権推進機構も、高松で定借アドバイザー講座を開設しています。 12月17日(土)は残念ながら定借アドバイザー講座(上級)講座で、初級コース受講生に限定ですが、2017年も初級・上級の定借アドバイザー講座を開催します。学生のみならず、建設関係者の受講が最近は多いのです。家を建てるのは、「所有地」でも「借地」でも可能です。「定期借地権」上の建物は、比較的豪華です。 |