今日の京都は、全国高校生駅伝の舞台で、街にもそれらしい集団を見ました。昨日は残念ながら、創建450年記念特別公開大徳寺聚光院国宝障壁画を見ることが出来ず、改めて本日予約を入れてやって来ています。日頃はここになくて、国立博物館にあるとのこと。里帰りであります。
説明者の指摘が優れていて、ここにあってこそ、狩野永徳・松栄親子の力作だと私さえ思ってしまいました。庭園も、あの46面の障壁画を持ち上げています。また隣には、千利休(1522~1591・安土桃山時代の茶人。千家流茶道の開祖。和泉国堺の人。
法名は宗易。村田珠光相伝の侘茶 (わびちや)を武野紹鷗 (じようおう)に学ぶ。茶器および諸道具に工夫をこらし,簡素・清浄な茶道を大成。織田信長・豊臣秀吉に仕えて御茶頭 (おさどう)となり,天下一の宗匠と評される。政治にも参画するに至ったが,秀吉の怒りを買い自刃を命じられた。)ゆかりの重要文化財茶室「閑隠席」「枡床席」があります。
さらに千住博画伯筆書院障壁画「滝」が、平成25年に落慶した聚光院書院には、東京国際空港第2ターミナルやAPEC JAPAN2010首脳会議会場に作品が展示されるなど、世界的に活躍する日本画家・千住博画伯のふすま絵が納められています。構想から完成まで16年間を費やした大作で、鮮やかな群青から真っ白な滝が浮かび上がる姿は見るものをうなずかせる。
この大徳寺周辺も駅伝のルートとなっていて、受付前に香川県代表「小豆島」の第4区ランナーと会話が出来ました。この反面、ランナー通過まで信号が赤で、車が立ち往生でした。私たちが見たのは、午前の女子ランナーでした。
京都から高速に乗り、福井に向かいます。晴天に恵まれて、穏やかな北陸自動車道です。本日のお宿は、かんぽの宿福井です。明日はいよいよ金沢へ入ります。