成田国際空港に、世界の絶景の一つとして紹介されているらしい香川県三豊市にある紫雲出山(しうでやま)。恥ずかしながら私は知らなかったもので、それならばと今日訪ねてみました。高松から高速道で1時間程度の、荘内半島の中程にその山はありました。
今月9日の日曜日に花まつりがあると書いてありますが、この途中の道路に大勢が集まると、大混雑です。海と山が接近したところですから、当然道幅は狭く、対向するにも苦労があります。ましてやスピードが出ていたらとても危険です。
幸い今日は、木曜日の平日です。そして比較的早い時間ですから、交通整理要員は出ていますが、直近の駐車場に車を止めることが出来ました。下の竜宮トイレから歩くと、30分は十分かかると思います。駐車場は無料80台とホームページに記載されていますが、ここは30台程度です。
浜口恭行三豊市議に電話で聞くと、「山ですから桜は少し遅れる」と言う通り、今日の桜は3分咲きです。それでも流石に桜の名所です。特にその高台から観る瀬戸内海の多島美は、これは例えようがありません。おむすび山が、海から顔を見せています。
そしてこの時期特有の、霞がかかったような海です。ポスターには雲海の写真もありますが、今日は雲海までにはなっていませんが、春霞は、桜と実によく合います。この瀬戸内の多島美は、世界一でしょうね。私もエーゲ海へ行きましたが、瀬戸内海が世界一だと思います。
実はここは、「浦島太郎」伝説の地でもあります。亀を助けた浦島太郎は、乙姫さんのいる竜宮城へ招かれます。高松市内で言えば「古馬場」大阪であれば「北の新地」ですか。土産にもらった玉手箱を開ければ・・・玉手箱から立ち上がった白煙が、紫色の雲にたなびいた山が紫雲出山。
標高352mのこの山には、弥生時代の高地性集落の遺跡群があります。紫雲出山頂公園には、瀬戸内海を一望できる県内屈指の美観スポットのカフェーや展望台があります。春には1,000本の桜、初夏には約2,000株のあじさいが咲き乱れると書いています。
瀬戸内国際芸術祭2016の秋会場になった粟島は、この高台からは手の届きそうな距離にあります。日本一狭い県香川県ですが、良いものがぎゅぎゅっと詰まった県です。まつりに、詫間駅からシャトルバスが出るようです。
携帯カメラからの取り出しに悪戦苦闘しました。勉強にはなりました。社員の皆さん、ありがとうございました。