毎年この時季になると、言い訳程度の「農業」をしています。人の営みの原点は、農業にあると心得ています。会社の草刈り機を拝借して草刈りをして、自前の小さなオモチャみたいなトラクター(Hondaガスボンベ燃料)で耕し、そこにサツマイモ(鳴門金時)を50本ほど植え付けします。
すでにホームセンターで、肥料と石灰を買い求めて用意しています。本格的農家も高額農業機械の購入で、投資対効果は赤字だと聞いています。私ら夫婦の農業も、規模的には恐れ多い天皇陛下のお手植え程度の規模で、トラクター代や苗・肥料代から趣味の世界であっぷあっぷしています。
それでもサツマイモの収穫から、芋を近所に配ったり、揚げ物にして会社へ持ってきます。これは大好評で、何度かに渡り昼食用に供給します。ところが暖かいウチが美味しいとか理由を付けて、彼女らは朝からハゲタカのごとく昼食用揚げ物に群がります。
30日の夕方から2時間、粗々の草刈りが終わりました。3日に小型トラクターで耕耘し肥料を混ぜて芋の床を作り、黒いビニール(マルチ)シートをかけます。そして予定では4日でしたが、3日夕には50本を植え付けして水をかけて終わりました。芋はその特性から、水掛が初期だけで良いので選択しています。
私もかみさんも、まだ現役をしています。邪魔にならないように気をつけているつもりですが、気がつかないところで大変迷惑をかけているのかも?食べるもの、特に美味しいものは彼らの忍耐力を大きくします。
もう少し時間が余るようになれば、草よけのマルチシートを剥ぐって、さらに何かの植え付けをしたいと考えています。自宅と離れているので、これもマイカーを使える間だとは考えていますが、人生80年から100年を迎えようとする昨今、生活費の調達と健康時間の有効活用を考えないと。
歩けるウチの今は毎日8,500歩の日課を課し、体重と血圧を正常値に保ち、生かされるまで出来るだけ役に立って有意義に生きたいものです。寝たきりの晩年は、自分では分からないと言いますが、残念です。時間が出来たら、「晴耕雨読」も良いですね。