香川宅建の流通部(加内雅彦部長)が担当する「パソコン関連教室」が、サンポート高松61会議室で開催されました。今日のテーマは「写真撮影のポイント」、講師陣はアットホーム四国営業所の皆さん。業務推進部シニアマネージャー伊藤厚司氏も、大阪から駆けつけていました。写真撮影の是非で、成約になるならないまで決まるとも言われています。
最近の賃貸アパートマンション市場は、供給過多が続き、物件の空きが増えています。仲介会社としては、何とか自分の担当する物件を入居希望者にアピールしたいと考えています。そのための訴求力の一つが、多数の写真です。弊社担当に尋ねたら、1物件(1部屋)に30枚の写真が当たり前との返事が返ってきました。
確かに検索サイトの容量が増えて、過去には写真1~2枚と言われていたのですが、最近は動画までも掲載できるようになっています。1物件に30枚というボリュームは、担当者全員のスキルアップでしか賄いきれません。専門の撮影者を派遣できたら良いのですが、この数ではとても追いつきません。
これも昨今の傾向ですが、来店者はある程度自分で物件を検索して来店されます。加えて新築優先かと思いきや、賃料の絡みでしょうか中古物件も手入れの具合によって、入居者に選択されています。要するに見せ方がポイントになるようです。三段論法のようですが、従って「写真」の出来不出来が大きく関与します。
今日の講義でポイントは3つ、まずカメラを構える位置ですが、上下は中間位置。部屋の天井高が2.7メートルと仮定すると、半分の1.35メートルあたり。水平ライン表示機能を使い、奥は出来るだけ下がる、ドアーや押し入れがあれば、そこを開けてより広い3面が写るように工夫をする。勿論手ぶれの少ないように、脇を締めてカメラを引きつけることも忘れずに。
次に出来るだけ明るく撮影するポイント、撮影は晴れの日の時間は午前中。ストロボは使わない。全自動ポジションからマニアルへ変更し、ホワイトバランスの適正化を心がけます。逆光になるのは厳禁。やはりカメラ機能に精通することが求められます。改めて取説を読んでみなくては。
ハイテクニックとして、夏と冬用の2枚を同じ位置から撮影する。夏は白っぽく涼しそうに見える写真、逆に冬は暖かく感じる写真をバス・トイレ・キッチンで撮影して保管しておく。リフォームをして劇的に変わることが少ない賃貸物件では、保管している写真の再利用も当然視野に入れて保管しておく。
ごく最近の情報では、室内360度撮影カメラも登場。専用三脚(見る側が上下左右に画面を振ると足下が見えてしまうので、足の出が少ないもの)を部屋の中心に設置し、撮影者は隠れてセルフタイマーかスマートフォンでシャッターを切ります。通常の撮影でも、「2秒セルフタイマー撮影」が奨励されていました。改めて身構えする時間です。
このように2時間程度でしたが、興味がわく解説でした。最後に流通部高尾信一郎業務室長の閉会の辞がありましたが、私も初めての参加。会場全体を見渡すと、老若男女で総数も多いなと思いました。帰宅して、またマイカメラの取扱説明書を引っ張り出しました。私の今のカメラは、PanasonicのDMC-GF7中国製です。誰か教えてくれる人はいませんかね。