2018,01,09, Tuesday
今年頂いた年賀状の傾向の中に、「選抜野球大会出場か」というものが、いくつかありました。母校高商(香川県立高松商業高等学校)の、選抜出場があるやなしや。関係者は、今月26日の発表を固唾を呑んで見守っているのです。
そんななかで、相手投手の配球を再現するというAI(人工知能)搭載ピッチングマシンが売り出され、すでに30台ほど売れているという記事を発見。金沢大と石川県かほく市の機械メーカー「西野製作所」が、2年かけて開発した優れもの。 ニューラルネットワーク搭載(人工知能の一部)により、面倒な球種やコースのセッティングが不要になりました。ユーザーは投げたい球種、球速、コースをタッチパネルで決定するだけで、誰でも簡単に多種多様なボールを投げる事が出来ます。対戦投手の1試合全球を入力すれば、その通り再現すると言うから、これは驚異です。 球速は80~160キロに調整できて、ストレートは勿論、スライダー、カーブ、シンカーなど自在に操る。コースも細かく設定できて、すべてをタッパネルで操作。またランダムに投球させることも、可能だという。こんなマシンが出現したら、買わないと勝てない気がするのは私だけか。 このピッチングマシンで練習した愛知・東邦高は2016年夏の甲子園大会2回戦で、歴史に残る逆転勝利を勝ち取った。試合数日前から対戦する青森・八戸学院光星高のエースの配球を入力。同じ軌道の球を打ち込み、徹底的に対策を練って試合に臨んだ。 八戸学院光星高のエースは、東邦が7点を追う7回から登板。そこから猛追して8点を奪い、逆転勝利したという。東邦高は、先発投手が違っていたのにビックリしたことだろうが、きっちり結果を出したことになる。 母校にも、「ピッチ18」と名付けられたこのピッチングマシンが欲しい。年末に「高商紫雲奨学会」へ僅かばかりの寄付をしたが、野球部にすれば良かったか。選抜大会出場が決まれば、募金を先取りして発注したら良いのではないか。しかしこのように流れは、バッター有利に進みすぎているように思う。次は木のバットに戻すとか、公平性も考慮しなくては。 西野社長は、「ピッチ18」導入高校同士の対戦が楽しみだと語っているが、すると50台から100台は少なくても売れる計算が立つ。四国には、高知県の3校がすでに導入している。 |