2018,04,16, Monday
改正道路交通法で、75歳以上の運転免許保有者に対する認知機能検査が義務化された。高齢ドライバーの認知症検査で、認知症の恐れがあると判断されたにもかかわらず、義務づけられた医師の診断を受けなかったとして、東かがわ市内の女性(80歳)が、香川県公安委員会から運転免許証の取消処分を受けていたことが13日公表された。
県警によると、改正法が施行された昨年3月以降、免許取り消し処分が出たのは県内初。香川県公安委員会は、女性に診断書の提出命令を出すなどしたが、女性が応じなかったため、今年1月免許停止とし、4月12日で取消処分とした。この時間差に、何かあったのだろうと推測する。 高齢者の自動車運転も、やむを得ない人もいる。独居老人等、身の回りの買い物も、マイカーで行かなければ商店が近くにないという人も多い。歩いたり、自転車という手段もあるが、トイレットペーパーやティシューペーパー類の紙製品でも重い。自転車も脚力の老化で、危ない人も散見される。やはりマイカーが、生きるための道具と言わざるを得ない。 しかしマイカー運転は、公道を走り対向車も多い。認知症の疑いのある人は、診断書を出す選択より、自主返納とはならないものだろうか。どの家でも冷蔵庫がないとは考えられない。わが家でも、冷蔵庫のほかに冷凍庫もある。であるならば、1週間分の生活用品は買いだめも出来るだろう。個人の不便より、公共の安全性を優先してもらいたい。 対象外の高齢者も、スーパーマーケットでの買い物は、午前に集中しているように感じる。夜の運転は、負担を強く感じる。明るい昼間、それも調子のいい午前中が自ずと選ばれるのだろう。これも危険回避の善後策だと、私は感謝している。そして私もいずれか、間違いなくこの中の一員になる。快適に暮らせる準備を、今しなくては。 |