6月17日(土)高松国際ホテルにおいて、標題の総会等が開催されました。記念行事として、小野寺五典元防衛相の『わが国の防衛と安全保障』講演が総会に先駆けて行われました。小野寺五典元防衛相は、宮城県気仙沼市で生まれ。宮城県気仙沼高等学校、東京水産大学水産学部海洋環境工学科卒業。1983年に宮城県庁へ入庁し、水産資源の仕事に携わる。
1990年に宮城県庁を退職して、松下政経塾に11期生として入塾する。
選挙区は、確か石巻あたり、盛和塾生小野寺靖氏とは親戚関係のように聞いたことがあります。水産関係だから、宮本嘉二氏とも関係があるか。話しは、いつものように丁寧で、面白い。防衛・安全保障の分野では、極秘だからと前置きし、べらべら喋りたがる議員さんがいるが、小野寺氏は真逆で聞いていて引き込まれそうになる。
香川県防衛協会の招きだから、主催者にヨイショもあるのですが、平井卓也衆議院議員が途中入場してきた時には、すかさず講演中でありながら「平井卓也先生の到着です」的な語りをしていました。大平正芳元総理の宏池会、同じ派閥の二人です。香川入りする前には、地元議員に『仁義を切る』と聞いたことがあります。香川選出の与党国会議員は、内閣官房副長官・磯崎仁彦参議院議員だけ欠席で、玉木雄一郎(国民)氏も出席でした。
話しは多岐に渡りましたが、私が印象に残ったのは『戦争をしないための抑止力』に対しての考え方でした。改めて『抑止力』の大切さに、聞き入りました。また自衛隊員の人手不足や防衛費の抑制(令和5年度予算は大幅拡大)から、廃業を余儀なくされる防衛関連企業も100社を超えて、『国だけがお得意様企業』の救済に対しても話していました。
あの丁寧な、静かな口調で『死にいく企業』の『防衛装備品輸出』解禁についてもほんの少し門戸開放に触れていました。私はウクライナ支援に限らず、防衛装備品輸出解禁をもっと積極的に検討すべきだと考えます。総会資料として配布された『防衛協会会報』の広告欄に、『縫櫻會(ほうおうかい)』自衛官の『衣』を担うとして、17社の会社名がありました。昭和37年設立と言うことは、60年間制服を作り続けている団体なのでしょう。
香川県防衛協会は、四国電力の歴代TOPからの声がけで、支援者を増やしてきています。今年死去された千葉昭相談役(同会会長)に黙祷を捧げながら、新しい会長に佐伯勇人(四国電力会長)を選任し、会員1000名運動を展開中です。