『尺八とピアノDuo、シンプルな二人の限りない表現』そんなDuo(音楽の世界でDuoとは、二人組のことを指します。デュエット(二重唱または二重奏)を行う二人組はデュオ(duo)とも呼ばれます)。二人組ですから、ピアノ+その他楽器の全てがDuoになります。ここ珈笛画廊・ほのほでは、私の定義する『ミニコンサート』が度々開催されています。
その開催情報も、SMSでスマートフォン(スマホ)に配信されてきます。私の身の回りでは、この方法が一番効果的です。時間のバッティングさえなければ、参加申込をついしてしまいます。料金が前売4千円ですから、ドタキャンは心苦しい。それでも20人程度の入りで、採算がとれるのだろうかと心配もします。コロナ後の『ナマ』は、こうした小規模会場から始まっています。
尺八5本を自由に操り、高域音階を見事に奏で出す岩田卓也さん。2012年国際尺八コンクール(京都)優勝。世界一のタイトルを獲得したと言うだけあって、見事な演奏です。過去には別の尺八演奏を聴きましたが、甲乙付けがたい、つまり素晴らしいというのは十分感じるのですが、どちらが優劣かは、分かりません。
ピアノはMAKIさん、少しお姉さんかと思いましたが、一つは彼女が『企画者&作編曲家&演奏家』である優位性から、そう感じるのかもしれません。音楽に年齢は、関係ないですね。音楽の深いところは分かりませんが、「癒やされましたか」と言う二見尚子さんの言葉に、私は返事に苦慮しました。二見さんは、「感じるモノで良いのですよ」と言うのでしょうが、複雑です。
前半の1時間が終わって休憩中、二人のCDはよく売れていました。音楽演奏の評価は、その場での売上の良し悪しでも計れそうです。会場は四国新聞社の西隣、元二見豊公認会計士の事務所です。その2階で、決して広いとは言えませんが、演奏者には聞く者との距離感が心地良いのかもしれません。普段は、週刊新潮の表紙を書いている成瀬政博氏の絵を常時販売する画廊です。レンタルもあるようです。
手元にある資料を見ても、
8月22日(火)18:30開場Sax✕Piano前売4,000円
8月26日(土)16:00開場Piano×Soprano3,000円
8月27日(日)13:40開場ピアノとフルート&ハープ3,500円
と目白押し。音楽とはまた別に、成瀬政博氏以外の絵画展も行っています。多彩な催し物が続く珈笛画廊・ほのほから、耳や目が離せない。