高松一と初戦を戦った今年の高松商は、9-0七回コールドで勝利、事前のプラン通りの展開で勝利したように、応援に駆けつけたOB&OGはホッと胸をなでおろしました。戦前の予想でも高松商有利と言われていても、下駄を履くまで落ち着かないのが高校野球です。打って良し、守って良しの試合展開でした。滅多に褒めない私ですが、今日の試合は『あっぱれ』でした。
長尾健司監督が、『今年は守備のチーム』というまずは投手陣ですが、先発はエース左腕の大室亮満投手、5回を無失点で無難に投げきりました。被安打3、奪三振6、与四死球1の内容も申し分ない内容でした。立ち上がり2死ながら3塁まで走者を進めても、後続の5番篠原選手を投ゴロに仕留め難を逃れています。危なかったのは、この回だけでした。
長尾健司監督は早めの継投に入り、6回に2番手大森健太郎(左腕)投手2年生背番号10が、7回には同じく2年生佐藤晋平右腕背番号11が登板しました。二人とも岡山から来ていて、生活は長尾健司監督が見ているとか。米の差入はOBの若松茂行さんが、肉は河合政弘先輩が入れているように聞いています。投球内容も、勝ちゲームであることを差し引いてもまずまずだったと思います。よく腕が振れていました。
打撃ですが、貧打と言われながら7回7安打、長打は4番久保慶太郎選手の三塁打と、3番村山由空選手と5番の石井友翔選手、7番佐藤颯人選手の二塁打3本。このくらいで良いのでは、9番石井大登選手のスクイズもありました。上位チームからは簡単に打てないかもしれませんが、今日のところはエラーもなくてバランスの取れた試合運びをしてくれました。
雨で日程も振り回されていますが、二つ三つ試合をするとそこには盛夏と成果が待っていると思います。長尾健司監督は試合後の談話で、『バットが出ない』と苦言を呈していたそうですが、指揮官は勝って兜のを締めよと心しています。
次は17日祝日の10時から、生島グランドです。もう雨の心配はないと思います。生徒の応援ですが、声出し音だし賑やかでした。共に古豪、エールの交換にも、昔を思いだす場面がありました。高松一の応援も、よかったですよ。