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室外時計が壊れた結論は寿命かby澤田光生時計技師論
私が宅建業(不動産業)を開業したのが、1981(昭和56)年2月。当初は家業の製麺業と宅建業の2足のわらじをはく状態でした。その7年後製麺業を廃業し、現社屋の西の酒井ビルの2階に出てきました。その際、目立つことを考えて、ビルの屋上にネオンサインの看板を出し、その先に時計を付けました。移転祝に、何人かが共同で購入してくれたモノでした。その時計ですから、かれこれ35年前の品物です。

ある日突然、時を刻むのをやめてしまいました。過去にも停止したことはありましたが、その時は遠隔装置の中に仕込まれたヒューズ管を交換することで、事なきを得ました。実は自宅にも同じ時計があり、こちらは片面だけの時計で、この事務所のは両面型ですからサイズも精度も一段上のように感じています。

いろいろ手を尽くして修理できる会社や人を探しましたが、最後はネット検索を奨められるまでに窮しました。そんな時に㈱サワダの櫛橋隼人さんが、高松商の後輩として来店され、『時計修理一筋50年』という澤田光生技師を紹介してくれました。彼が一目見て、「もう寿命ですね」というのです。と言うのも、もう35年前であれば交換部品がないし、全体が油切れで、直ったとしてもこの先長くないと因果を含められたのです。雨風、直射日光が機械に悪い。

彼の説は、世界一二位のロレックスの修理やりながら、ロレックスは完全防水機能を持つことからサウナへ持ち込む人が案外多くいる。ロレックスの時計は水には勝つが、温度には負ける、従って修理にまわって来る。高温にさらされ、時計内の油分が飛んで円滑に歯車が動かなくなると言う。この解説に、私は妙に納得した。人間もこうして最後を迎えるのだろうか。

今は場所を換えていますが、酒井ビルの1階に『ISUZU時計店』があって、澤田光生技師は度々通ったという。50年間は、『アイアイISUZU』の歴史でもあります。こうした時計修理の名人がいて、業界も成り立っている。新品が売れるのは、中古市場がしっかりしているから。中古車市場にも同じことが言える、いやいや私の足元の宅建業(不動産仲介業)も同じだ。

われわれ仲介業者が中古物件に息吹を吹き込み、次の利用者を探す。そこにはリフォームやリノベーション(大規模な改修)業者が介在するが、澤田光生技師の経験談を聞いていたら、一流の時計と中古住宅はよく似ているなと頻りに感心し、この時計は取り除くことにしました。いい話が聞けました。寿命論に、納得しました。





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| 社長日記 | 11:35 PM | comments (0) | trackback (0) |
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