2023,08,20, Sunday
四国新聞の6面健康特集に、標題のタイトルが踊っています。古希を超えて気になる単語は、『前立腺ガン』と『認知症』、『高血圧』の3つです。今日の『健康寿命を延ばすヒント』、老いと病との付き合い方が『認知症』を取り上げています。周りでも私からみて、「あの人認知症ではないか」と感じる人がいます。少なくてもこの年で、『ボケ老人』と言われる認知症患者にはなりたくない。生きていて八十歳超で認知症なら、われながら許せるとも思うのですが。
認知症は脳の老化によって起こるモノで、記憶をつかさどる『海馬』や感情や行動の司令塔となる『前頭葉』が萎縮することが原因で、記憶力が落ち意欲が低下するのが特徴といわれています。認知症については『変なことをしたり、徘徊したりする病気』というイメージを抱く人が多いのですが、本質は『段々何もしたくなくなる病気』のようです。そう言われると、私にも『認知症』の前兆はすでにあります。 認知症の進行を遅らせるには、頭や身体をどんどん動かして脳を刺激することが効果的のように書かれています。人間の脳は、無数の細胞がネットワークを構築して働いています。このネットワークは使わないと消失し、繰り返し行動することで幾つになっても新たなネットワークが構築されるようです。年齢を重ねても頭を使えば、新たな能力を獲得することが出来ると言うのです。 脳に刺激を与えるには、『出来る』『面白い』『楽しい』の三つの要素が必要らしいのです。例えば多くの人が、スマートフォンやパソコンでゲームをしていますが、これは脳が三つの要素を体験したことで、脳が夢中になっているからだと言われています。しかし、ゲームでは得られない更なる面白さがあり、生涯脳に刺激を与え続けることが出来るのが『勉強』です。 勉強は、いざ始めると学ぶことがどんどん楽しくなってきて、理解が深まるとさらに面白みが増してきます。老後のライフワークには最適であると同時に、認知症の発症や進行を遅らせることにつながります。生涯学習は、自身の人生の大きな財産にもなります。ポイントは、自発的に学びたいと思う気持ちがあること。面白い楽しいと思うネタを見つけることが出来るかでしょう。読者には本当に申し訳ありませんが、小欄に毎日ネタを書けることが、私の一番の認知症対策ですかね。 |