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東電福島原発の処理水3万トン放出開始
東京電力は24日、福島第一原発の処理水の海洋放出を始めた。2023年度は、計約3万1200万トンの放出を計画。今後約30年間に及ぶという長期放流の第1幕が、切って落とされた。岸田内閣の動きも、当然計算されたモノだろうが、迅速に手続きを粛々とこなし、24日と言われていたXデーのお昼に作業が始まった。

『廃炉と福島の復興のため先送りできない課題』として、海洋放出を決めてから2年余。処理水はタンクに残置され、その数が1年ごとに増えた。原発事故から12年、もう限界に達している感は国民の多くが感じていた。希釈して、国際基準以下にして海洋放出されるというが、関係者とりわけ漁業関係者にとっては死活問題だろう。石巻水産会社の宮本嘉二は、どうしているだろうか。

地元の漁業者は、放出に反対姿勢を崩していない。政府と東電は15年、『関係者の理解なしに、(処理水の)いかなる処分も行わない』とする約束を交わしている。東電の社長は23日、福島県沿岸部を訪れ、首長と会談し、処理水放出の理解促進の取り組みを今後も続けると説明している。岸田文雄首相も同様のことを、全漁連会長にも伝えた。

処理水の放出は第1原発の廃炉完了まで約30年続く計画。事故から12年経っても処理水の元になる汚染水は日々発生しており、計画通り2023年度に約3万1200万トンを放出しても、敷地内に林立する保管タンク約千基のうち、減るのは約10基分程度。放出開始後も、課題は山積みしたままで、抜本的解決策ではない。

元より東電が設定した放出基準の1リットルあたり1500ベクレル未満内に治めると言う数値は、国の基準の40分の1を遙かに下回る最大63ベクレルとなり、処理水は海底トンネルを通り、沖合約1キロ先で海に拡散した。その後、処理水を増やし、午後5時時点での計算上の濃度は1リットルあたり206ベクレルで落ち着く。

心配されるのは風評被害で、私などは変わらずさかなを食べ続けるが、中国は放出を強く非難し、日本からの水産物の輸入を全面的に停止したと発表した。隣国のこうした態度は想定内のことで、海洋放出は粛々とやらざるを得ないだろう。しかしこうした犠牲を強いて、果たして『デブリ』の取りだし、更なる廃炉は出来るのだろうか。私も心配する国民の一人だが、廃炉は何がなんでもやらなければ日本が滅びる。子孫が100年1000年生きるために、今ここで頑張らんといかん。


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| 社長日記 | 09:34 AM | comments (0) | trackback (0) |
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