2023,09,03, Sunday
先の小欄で動画投稿サイト『ユーチューブ』が面白いと書き、自宅のTV画面で簡単に視聴できると書きましたが、そのYouTubeに動画を投稿しているユーチューバーのアカウントが、ハッカーに乗っ取られる被害が続発していると聞くのです。悪いことを考えている『ハッカー』は、元の動画を勝手に削除し、自分たちが作った不正サイトに誘導する動画を投稿。これまで問題の無かったユーチューバーの誘いだから、多くの視聴者がごきぶりホイホイとついていく。
こうして視聴者のパソコンにコンピューターウィルスを感染させ、個人情報やパスワードを抜き取ってサイバー犯罪に悪用しているようだ。私のパソコンには、毎日無数の『迷惑メール』が100通は下らない。これは永年の経験から開かず、そのままゴミ籠に入れている。ところがこれがスマホとか先のユーチューブとなると、ついうっかり言われるまま誘いに乗っかりそうだ。 四国新聞の1日社会面の記事によると、差出人がユーチューブ(社) で英語で『収入の計算方法の変更を説明する』と書かれていたメールの誘いに乗っかり、案内の通りに不正サイト(本人は気づいていない)にアクセスし、アカウントのIDやパスワードを入力した。ユーチューブの投稿でめしを食べているユーチューバーにとっては、収入の計算方法の変更は死活問題だ。 すると数時間後に自分の動画が次ぎ次ぎに削除され、代わりに暗号資産(仮想通貨)への投資を呼びかける動画が勝手に投稿され始めた。私などは趣味の延長線上の投稿だったが、多数のチャンネル登録者がいるユーチューバーは、投稿のフォロアーの数でユーチューブから報奨金を貰って、これで食っているほどだ。その背景を知っているモノは、さもありなんと思ってしまう。乗っ取られた善意の著名投稿者は、暫くは失業することになるかもしれない。 最も可哀想な人は、知らない間に闇サイトに引き込まれ、儲かりそうだと話に乗って、クレジットカード番号を知らせたり、指定代金を振り込んだり、例えばコンビニで1万円カードを1万で購入し、言われるままそのカードに書かれている番号を削り出し、相手にその番号を告げてその金額を搾取されるなど、被害手口の紹介に枚挙に暇がない。 いずれにしても『儲かる話し』には、くれぐれもご注意下さい。甘い話しには、バラのようなイガイガがついていることがあります。若い内なら小さな傷で終わりますが、高齢者になると傷跡は残りますよ。私も偉そうに書いていますが、この先何があるか分かりません。互いに情報交換しながら、彼岸に軟着陸したいものです。 次は、ユーチューブの功績を紹介します。 |