1964年東京五輪の年からTV放送開始の、米スパイドラマ『0011ナポレオン・ソロ』の主役を演じた英俳優『デビット・マッカラム』が、25日ニューヨークの病院で死去、90歳自然死だったと米メディアが報じています。1933年英北部グラスゴー生まれだから、ナポレオン・ソロを演じたのは31歳の頃。それにしては老け顔だったと思いました。
私は12歳、小学6年生で自宅にTVがあったかまだなかったか、そんな頃ですが、『イリアクリアキン』が演じる相棒と、スパイ物なんだけどコミカルな進行で、その分子ども達にも圧がなく、笑いながら毎週楽しめたと記憶しています。本部との通信は、万年筆をとりだし逆に差し込み「オープン・チャンネルD」と呼びかけをすると、本部と連絡がとれるという子ども心にも『そんなバカな』と思いながら、観ていました。
優秀だが女性には弱いソロと、クールに任務をこなす中性的なイリヤという対比が、番組をより面白くしたことに異論は見られないと思います。アメリカ本国では1967年に入るとマンネリ化もあって、徐々に人気に陰りが見え始め視聴率が低迷していったが、日本では“ビートルズか、ナポレオン・ソロか”と言われるほどの大人気番組となり、特にイリヤ役のデヴィッド・マッカラムは若い女性から熱烈な支持を得て来日の際は大歓迎を受けました。
英俳優『デビット・マッカラム』のご冥福をお祈りしながら、当時を思い出し、その後宅建業開業時の1981(昭和56)年に取得した電話番号が『0878-88-0011』だったことを思いだすのです。今もこの番号が代表番号として使われていますが、今は『087-888-0011』となっています。この頃は、「0011は不動産情報センターです」というようなキャッチスフレーズで、『0011ナポレオン・ソロ=超人』を大いに意識したモノでした。
通信機器が情報発信元だという認識は、この頃までに芽生えたと思います。アマチュア無線をやり出したのも、地球の裏まで通信が出来るのに憧れた思いからです。「オープン・チャンネルD」と、あんなに簡単ではありませんでしたが、それでも僅か10ワットの出力で地球の裏側まで私の声が届いていました。インターネットが誕生するまで、『ハム仲間』とつるんでいました。
その一人が、中崎巌(呼び名はガン)さんです。ガンさんは高松最後のキャバレー、『レインボー・ガーデン』にもよく連れて行ってくれました。奥様が泰代さんで、共に電電公社勤務でした。土曜日には、夫婦してうどん買いに立ち寄ってくれていました。最近はその長女『めぐみ』さんに、私たち夫婦共に世話になっています。長男次男さんは県外ですが、どのこも親孝行です。