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ひとり社長の税金を逃れる方法by元国税調査官・大村大次郎
何とも面白そうなタイトルの本の宣伝が、日本経済新聞にありました。定価をみると1,650円とリズナブルで、早速アマゾンで取り寄せました。宮脇書店宮脇範次社長には申し訳ないが、タイトルがハッキリしていたら宮脇書店へは行かず、私はインターネット通販最大手アマゾン・ドットコムを使う。

物販を考えると、戦前から地元の商店で販売が始まった。それが小型スーパーマーケットが出現し、それがやがて大型化し現在に至っている。この進化のため、個店や小型スーパーマーケットが廃業を余儀なくされ、さらに大型通信販売店に収斂され始めてきた。この傾向がさらに進めば、大型スーパーマーケットや大型ホームセンターなども消滅する。自然界にみられるように、小魚が最終的に鯨に食べられるあの現象だ。

話しが逸れてしまったが、今日の小欄のネタは、標題の本の紹介に集中したい。税金を安くするための方法をすべて教えます。節税は税理士に頼っていてはダメです。本書を読んで、税務署に対して武装するべきです。表紙に書いてある文言が、そのまま詳細内容になっています。『税務』と言う専門分野の書でありながら、著者の見識と経験によってかみ砕いて解説されていて、実に読みやすい。

私も創業会社を経営しながら40年が経過し、現在は会長職にあり実務は小山和人社長や従業員の皆様にやって貰っていて、『100年存続する会社』を目指しています。経営の学びは、中小企業家同友会に始まり間に一つ二つ挟みながら、稲盛和夫塾長の盛和塾に辿り着き個人的には今でもそれに心酔しています。稲盛哲学では税金は費用であり、売上最大経費最小で利益の最大化を狙います。そして利益を出して、納税をすることを是としています。

私もこの考えを踏襲し、脱税に限りなく近い節税を考えない方針で、公私混同も限りなくゼロ(現実的にはあると思うし少なくても社員さんはそう思っているだろう)にしている。ライオンズクラブに関連する支出も、一部却下されている。これも一因で、松野不動産株式会社の中に合同会社松野不動産を設立し、新たな挑戦を始めた。話しが長くなりましたが、合同会社松野不動産はこの本の表題の通り『ひとり社長』です。

一つ二つ拾い読みしてみると、179ページから『中古の高級車を買うとさらに節税になる』。車の法定耐用年数は6年で、仮に4年落ちの中古車の耐用年数は2年です。これは私のティアナのような国産大衆車でも、アウディやベンツでも同じです。耐用年数が2年ということは定額法でやったとしても、1年間に購入費の半分を減価償却費に計上できます。また定率法では、耐用年数2年で決算最初の1ヶ月目に購入した場合は償却率が1.00で、4年落ちの外車はうってつけのアイテムです。

最後に、今年10月から始まっているインボイス制度について。このインボイス制度の導入で、もっとも大きな影響を受けるのは、ひとり社長の会社のような零細の事業者です。インボイス制度というのは、ざっくり言えば、これまで消費税の納税を免除されてきた零細の事業者が、消費税を納付しなければならなくなるのです。実質的に『零細事業者への大増税』とさえ言えるでしょう。

儲かった人と儲かっていない人とを比べたら、断然、儲かっている人が脱税する割合が高いのです。特に急に儲かった企業は、脱税している可能性が飛躍的に上がります。だから税務署は、まず儲かっている企業に目を付けます。非常に景気が良くなって、売上が昨年の2倍になった。そういう会社は、まず税務調査に入られると思った方が良いでしょう。



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| 社長日記 | 10:06 AM | comments (0) | trackback (0) |
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