40年の会歴でも、今日のように2つの例会を一つで開催する企画は、私は初めてのことのように思います。運悪くどちらかが開催できずに結果、1つの例会になったことはこれまでにもあります。コロナ禍から解放されて、ライオンズ界も通常のやり方に戻りつつありますが、新たな悩みとして会員減が運営の壁となっています。
特にアメリカ産のライオンズクラブにあっては、12月の第2例会はクリスマス例会として、一年を通じても比較的食事の提供等が充実しているのがこれまでの慣例でありました。悪いことに、ホテルから提供される食事代も値上がっています。極めれば、ライオンズクラブの例会食事が必要かと問われかねません。食事がコンビニ弁当という例会も耳にしますし、食事のない例会もあります。
今ではライオンズクラブ国際規約でも、月2回の例会開催義務、委員会開催負担はなくなってきています。傾向から言えば、世界各地のその地区に合致した運営方法に委ねる方向に流れています。過日の高松屋島ライオンズクラブのお茶会も、少なくなった会員でやりくりしていました。ライオンズクラブだけではありませんが、ボランティア活動組織は総じて人が激減しています。
ボランティア団体の活動は、経済情勢に当然比例しています。不景気になったら自らの生活維持が優先されて、反対にバブル景気の頃をピークに会員増、そしてクラブ分割まで進みその反動が今、どのクラブとも足かせとなっています。極端な例としては、クラブ合併も散見されるようになってきています。比較的プロトコルや、組織が世界的にしっかりしているLC界にあっても、日本国内のクラブはそれらに忠実ですが、持ちこたえられないクラブが出て来そうです。
さて各論ですが、高松栗林ライオンズクラブ第61期もほぼ半分が経過しました。L那須雅人会長の挨拶でも、半期経過の感謝が込められていましたが、来年6月までの舵取りをお願いしますよ。また今日の例会後には、次期役員構成をどうするかの第1回の話し合いが始まりました。高松栗林ライオンズクラブは単年度の任期、従って毎年次期会長幹事会計の3役選出が難しくなっています。いずれにしても、ライオンズクラブもリーダ次第です。