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高松競輪場が民活により再整備され楽しい空間に生まれ変わるか
高松市は31日、高松競輪場(高松市福岡町)の再整備事業の実施事業者が、車券などを販売する『チャリ・ロト(東京)』を代表とする『チャリロトグループ』に決まったと発表した。同グループの事業提案書では、サイクルツーリズムの拠点としてホテルを整備するほか、自転車BMXや憩い、買物などが楽しめる空間を提供するとしている。全体の完成は、2028年度上期を目指す。

私はかねてより公営ギャンブルである競輪事業は無用と、廃止を訴え、跡地には『高松市営野球場とバス駐車場』を新設する案を、小欄でも何度か書いた。大西秀人高松市長は、市営野球場より現代的な『自転車』を使ったオアシスを、次世代の競輪場として誘致したいと考えたようだ。この民間活力を利用する手法は、国土交通省も盛んに主張し成功事例も徐々に誕生している。一律的にはいかず、一つ一つ考えなくては事業化計画がならない。ここに民間の知恵と資金を呼び込んで、金銭労力負担を軽減している。

提案書によると、競輪施設の縮小で生じる西側を中心とした余剰地(現駐車場)を活用し、BMXなどの施設を設ける『スポーツゾーン』、芝生が広がる憩いや遊びの『パークゾーン』、マルシェやショップなどが集まる『マーケットゾーン』を設置。ホテルは競輪場コース西側に配し、サイクリストや観光客らの利用を見込む。客室などから、競輪レースの観覧も可能とは書かれているが、果たして見る人がいるものだろうか。

パークゾーンの南側には、地域の子どもらが遊ぶ『チータカ広場』を移設。自転車をかたどった遊具や、『乗る』『こぐ』を体験できる遊具などを設ける。南側の市道から徒歩や自転車で入れるようにし、競輪場エリアとの動線を分ける。ホテルや各ゾーンは同グループが自己資本で整備。競輪施設は市が整備資金75億円を調達し、委託先の同グループが施設の設計や建設、運営を一体的に行う。

同グループから入る定期借地賃料は25億円(市所有地利用の期間30年間の賃料)を想定し、高松市の実質負担金は50億円(先払賃料として先に貰うため)を見込む。市は2018年に高松競輪の存続を決めた際の改修費を11億円と見込んでいたが、その後の調査で想定以上の劣化が判明したことなどから、建て替える方針に転換していた。

これで残念ながら高松市立野球場構想は消えるが、民間活力を生かした新しい成功事例の一つになるのは間違いのないことだ。ここで新たに発生するのが大型駐車場不足で、県立アリーナの大型イベント開催時等はどうなるか心配が残る。勿論競輪場駐車場の併用は、想定内だろうが。これまで親子の遊び場は、高松空港近くの『さぬき子供の国』の南方面だったが、ここの北方面が加わることになる。住みやすい高松の創造に貢献できるか、楽しみだ。








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| 社長日記 | 08:49 AM | comments (0) | trackback (0) |
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