4月からの一連の総会の、最終です。本日はまず第13回通常社員総会が、日本ファイナンシャル・プランナー協会ですが、泉岳寺近くの笹川記念会館で、重々しい雰囲気で開催されています。私も早くからの会員ですが、総会参加は初めてです。
私のイメージ通りの総会でした。会員総数は19万余人もいます。総会成立は委任状を含めても1/20と定款で決められています。総会出席者は、ざっと150人程度でしょうか。低調と言わざるを得ない総会です。総会につきものの懇親会もありません。建前が先行する日本ファイナンシャル・プランナー協会です。
金がないというわけでもないと思います。総数が多いもので、総予算は、8億7千万円余になっています。総会でも質問が多くて、そういう意味では面白いのでありますが、入場する会員の資格確認も仰々しい限りです。そんなにしなくても良いのではないかと、笑ってしまいます。
質問者の中には私のように、最高位のCFPの確か6科目だったと思いますが、その内一つだけがどうしても合格しないという猛者が、「マニアックな試験内容」であることに、意義を唱えていました。彼は構成員の多くを占めている、生損保関係者の存在から、この科目が難しくなっているとの指摘でした。
この壇上には、総会担当職員的人が、こちらに背を見せて10人程度いますか。私は上場企業の総会を見たことがありませんが、上場企業の総会対策の裏方も、こんな感じかなと想像しながら見ていました。質問が出たら、直ちに数人から紙が主任のような人に渡され、議長や専務理事に託されます。
これは実に早業です。日本ファイナンシャル・プランナー協会は、NPO法人であります。これほどまでに厳格に取り組むべきかと率直に疑問を感じますが、会員数が多いもので、主催者側はガードを固めるのだと思います。私は13回にして初めての参加ですが、過去にはいろいろあったのかも知れません。
いろいろ違ったところが見えて、私のような立場では楽しい総会です。質問には執行部が真摯に答えていました。質問者も答弁者も旧知の仲のようでもありました。生損保だと思いますが、零細委託契約外務員の存続が危ういがどうするのかという質問がありました。ここも議連が必要なのでしょうか。
ここは2時間で終わって、全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)の総会へ向かいます。公益社団法人香川県宅地建物取引業協会から正副会長と事務局が、先に会場のニューオオタニへ行っております。遅れている私も、赤坂見附へ急ぎます。本日はもう1つ、公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会の総会があります。
両総会は、珍しく質問がなくてスムーズに提案議案を可決し終了しました。公益化して、理事会ですべてが完結するようになっています。当然と言えば当然ですが、ある意味私は質問も楽しみにしていました。歴史が質問に現れています。残念だとも思いますが、これもめでたしめでたしです。
懇親会もありました。「祝 宅地建物取引士」に沸き立つ懇親会でした。全宅連議連所属議員も、いつもより多く臨席しています。私のデビュー時に比べたら会場も狭くなって、随分質素になった感はありますが、食材は今も立派です。コンパ(アテンダント)さんも、流石東京の一流どころが来ています。
先の全管協セミナー(総会)後の懇親会(帝国ホテル)とついつい比べてみますが、年長者としての面目をどうにか保ったようです。50年と10年の差は歴然としていますが、やはり議連の構築などで、10年生の成長が顕著であります。「祝 宅地建物取引士」はこの全宅連が中心となって成し遂げましたが、これが置き土産にならないように、頑張って頂きたいものです。
来賓の建築士秋山先生や、国土交通省職員やいろいろな有名人が来ていました。1年ぶりの話題に花が咲きます。明日は第44回全国不動産政治連盟総会と、(一社)全国賃貸不動産管理業協会総会と理事会が予定されています。