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太陽光発電バブルの至近な事例
今月25日の小欄で、太陽光発電バブルと私が考える根拠の一端を述べました。私自身もバブル当事者?と書き込んでいます。そこで自分の数字を、急ぎ検証してみました。すると結果は、1-9月ですが赤字です。昨年は初年度で途中スタートでしたから、まず赤字でも仕方がないように自分を慰めていました。

私の設備は、アパートの屋根に150W×76枚パネルの合計11.40KWを設置しています。確かに初期シミュレーションより発電量は、1年目は上回りましたが、今年は10-12月予想を加えても、残念ながら初期シミュレーションの数字には届きません。

原因は素人には分かりませんが、夏場の長雨も関係しているように思います。収支差額で1年目赤字、2年目赤字と続けば、これはやはりバブルの申し子の一人になったかなと少し下を向いています。晴れの国高松で、この結果です。

工業用と言っても私の規模は、非家庭用と言う程度のものですが、しかし私が訴えたいのは、10KW以下の家庭用太陽光発電も、決して手放しでは喜べないという現実です。むしろ家庭用太陽光発電が、生活を脅かすようになるかも知れません。

マイホームの屋根に太陽光発電パネルを乗せると、住宅ローンがタダになる、つまり太陽光発電で自家発電をしたら、買う電気代がいらなくなる一部売れるから、その分住宅ローンに回したと計算して、住宅ローンがタダのように宣伝されています。

これも私の2年弱の実験からすれば、必ずしも言われている結果は出ない可能性が高いのです。太陽光発電パネルを乗せると、その分だけ建築費がかさみます。屋根の瓦と一体成形などで、瓦の代金と太陽光発電パネルを差し引きしたら変わりないと言いますが、太陽光発電パネルはまだまだ高額です。

工業用太陽光発電装置の設置は、大手企業がするからまだ良いと思います。機械投資は、どの産業分野でもあることです。それが太陽光発電装置と言うだけですから、大企業は上手く吸収することでしょう。

問題は、中小零細企業の新規取組です。弊社にも太陽光発電用の土地の問合せも多くあります。山林の傾斜地でも良いと言います。しかしここにも落とし穴があって、給電施設設備がないところでは、発電したものを売電するための新規設備が必要になります。これを考えずに僻地で取り組む計画も散見されます。

それから工事事業者の苦悩。マイホームローンの想定外収支。予想はあくまでも予想です。重く長い苦悩も、考えておく必要があると思います。電力会社も、自社の経営を度外視してまでも、経済産業省の方針には従えません。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=2811 |
| 社長日記 | 08:49 AM | comments (0) | trackback (0) |

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