印鑑証明書が必要と言うので、土曜日、いつものようにゆめタウン高松の発券機へ行きました。するとなんと言うことか、「住基カード」で入手出来ていた印鑑証明書が、「マイナンバーカード」ではとれないというのです。住基カードは、「マイナンバーカード」交付の際に没収されています。
そこに土曜日でもつながる電話番号が書かれていたので、そこへ電話を入れて文句を言おうと考えました。と言うより代替え案がないか、探りを入れたというのが正直なところです。最悪の場合は、香川町庁舎か市役所へ行く覚悟をしていました。
応対に出た管理職らしい男性は、「マイナンバーカード」であれば、コンビニエンスストアで印鑑証明書がもらえるというのです。なに私(誰のでも)の大切な印鑑証明書が、コンビニで手に入る?なんと言うことか。それもセブン―イレブンやローソンやファミリーマート等、複数の店で使えるらしい。コンビニは、このあたりでも沢山あります。
私はゆめタウン高松から南下する道中の、「セブン‐イレブン太田店」へ駆け込みました。そこに専用機があります。そのメニュー画面の中の1つに「公共機関」というボタンがあって、そこからガイダンスに沿って印鑑証明書へたどり着きました。途中で、「マイナンバーカード」を指定の読み取り位置に置きます。
マイナンバーカードの中には、見えませんが氏名も住所も入っているはずです。かざすだけで、選択した印鑑証明書がほんの10秒ほどでプリントアウトされて出てきました。裏表の印刷がされています。偽造は出来ないと思いますが、それより心配なのは、私のデーターを悪用されないかと心配です。
読み込んだデジタルデーターは、恐らく残っていると思います。悪用策を考えたら、出来ないことはないはずです。以前の住基カード用発券機は市役所専用ですから、まだ信頼性が高かったのですが、自分で操作するとは言ってもコンビニでやるのはデーター消去がどうなっているのか心配です。
先出の管理職らしき男性は、コンビニなら数多くあるので市民サービスとしてはより便利になりましたと、胸を張らんばかりの言い方です。便利と危険は、背中合わせであることをしっかり認識してもらわねばまずいことになります。
と文句を言うのであれば、そんなリスキーな場所で印鑑証明書の請求をしなければ良いのです。もう一人の私がつぶやきかけます。「日記ネタ」を、探しに行ったんやろうと。まあ新しいことにトライしていないと、自分がおいて行かれるように感じます。
またこのコンビニ化は、金融機関でも進んでいます。現金の出し入れが出来るATMは、1台1億円ほどかかるらしくて、これからは独自路線を捨ててコンビニで入出金が出来て、振込までも完結するような仕組みに収斂されるようです。これだと夜間金庫の必要もなくなり、深夜営業店も現金を残すこともなくなります。
どんどん便利になる世の中ですが、この私でもインターネットのパソコンは使えますが、ダブレットやスマホーはよう使いません。もっともスマホーの地図だけは、必要に応じて使っています。これは便利ですが、通話はガラケー携帯です。
またEメールは使えますが、ラインやフェースブックはもう使っていません。Eメールにしても迷惑メールが100~200近く来ます。進取をすべて受け入れる許容範囲は残っていません。これからのAIの世界を如何に泳いでいくか。遅れを感じ始めた、前期高齢者の私です。