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2013,10,10, Thursday
今日は、中四国ブロック研修会が岡山で開催され、業務企画委員の三好孝一(三好不動産副社長)氏が講師でした。昨年は高松会場で、同じような研修会が開催されていました。私も業務企画委員ですが、昨年からで、動きが全く見えない中での悪戦苦闘です。
今年も、とりあえず参加するのが一番の貢献だと考え、岡山へ出かけました。木曜日を定休日にしている関係で、今朝はゆったりとした時間が流れています。岡山までは、ＪＲ瀬戸大橋線マリンライナーで１時間弱。今月5日から瀬戸内国際芸術祭2013秋季がはじまっていて、マリンライナーの乗客層も少し変わっているようです。 1両目の下が普通指定席で、追加料金が確か500円だったと思います。隣の席にヤングマンが来ました。「私が奥へ替わっても良いですよ」と言います。「お願いします」と彼を窓側へ誘います。そして自分の指定券を見てみました。私がＡ席ですから窓際なのですね。案の定彼は、瀬戸大橋では首っ引きで窓外を見ていました。 会場の(一社)岡山県宅地建物取引業協会は、ＪＲ岡山駅からすぐのところで、大変便利な位置にあります。3階の会議室も、ほぼ満席です。香川県からは、私を含めて5名の参加でした。(一社)全国賃貸不動産管理業協会が正式名称で、ほとんど愛称の「全宅管理」と呼ばれています。 全宅管理の香川宅建協会会員総数が79名ですから、少し寂しい数字です。全宅管理は、全宅連10万社の会員内で、「賃貸管理業」を手がけている業者を別組織として受け入れています。全国で5,000社(者)の内香川宅建内79名も、100名にまでするように指導を受けています。 会員研修は、①空室対策について②賃料滞納への対応について③入居者間トラブルについての3項目を集中的に解説しています。私から見れば2時間のロングランですが、三好さんも現場での体験談ですから話の内容に臨場感があって、聞く者は飽きませんが、話す三好さんもさほどストレスなく、名調子が続きます。 今は相続コンサルの世界も、ファイナンシャルプランナーの世界でも、すべてが「実務研修」思考へ向かっています。学びに終わらず実践で効果(マイナス効果もあり得ます)を試して、その検証をする方向にあると思います。その点、三好孝一氏のように、現場に30年以上従業し27,000戸の居住物件管理業務に日頃携わっている講師は、聞く方も話す方も段々盛り上がります。 弊社も、バブル崩壊後の平成6年から不動産実務研修ゼミを開校しています。と言いながら現在はほとんど休講中です。3泊4日のスケジュールに、私がどうしても予定を空けられないのです。私も開業後、マナブ場所がなかったのです。 そんな残念な思いが私を駆り立てて、「若い仲間がメシを食えるように」気をつけて開かれた不動産業を生業としてやってもらいたい。市井(しせい＝地元)の不動産屋として、私が勝手に知っておくべきだと思っている①賃貸仲介②賃貸管理③売買仲介④相続⑤有効活用について、実務指導をやっていました。 三好孝一(三好不動産副社長)氏の話しは、あまりにもリアルであり、業界外では期待される話しでないことから割愛しますが、その中にあの踏切救助の村田奈津恵(40)さんが神奈川県宅地建物取引業者「ユニオン住宅㈱」の従業員であったと聞きました。 10月１日午前１１時３０分頃、横浜市緑区中山町のＪＲ横浜線鴨居―中山駅間の川和踏切で、線路上に倒れていた同区の男性（７４）を助けようと踏切内に入った同区台村町、会社員村田奈津恵さん（４０）が、下り普通電車にひかれ、死亡した。 男性は鎖骨骨折などの重傷だが命に別条はないという。 私もこのニュースに、安倍晋三首相のように感動しました。首相は、「勇気ある行為、胸に刻みたい」として、6日の通夜席に菅義偉官房長官を派遣して感謝状を贈呈しました。その他「紅綬褒章」と「警察協力章」「神奈川県警本部長感謝状」「緑署長感謝状」が村田奈津恵さんへ送られました。 ユニオン住宅㈱ ユニオン住宅㈱は、神奈川県宅地建物取引業協会7,000社(18支部)の一つで、横浜北支部に所属されています。日頃マスコミの論調は、不動産業者＝悪者or悪徳代官に使える越後屋主人のイメージで扱われています。これに私は、断腸の思いで抗しています。 市井の不動産業者が正義の味方として紹介されるように、テレビドラマの原作になるような小説も書き始めています。マスコミも、こんなに正義感に溢れた父娘が、横浜市緑区の不動産業者(法的には宅建業者)であった事実を忠実に報道して欲しいものです。ただしこの件を知らなかったのは社内で私だけで、社員は「知っていた」と言います。「不動産業者＝正義の味方」という扱いを是非して頂きたい。村田奈津恵様のご冥福をお祈りします。 恥ずかしながら拙文を |
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