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コトデン琴平線三条-太田駅間新駅建設に香川県が財政支援
私が留守にしていた2月7日(日)の四国新聞朝刊に、コトデンが計画している新駅を整備する事業について、香川県は財政支援を行う方針を固めて発表しています。併せて、栗林公園駅と私の住む仏生山駅間5.1㎞の複線化についても、県が費用負担することが決まったようです。

これまで高松市は2016年度から国の補助事業を活用して着手する方針を立てていて、これで国、県市が足踏みを揃えて、新駅と複線化の費用合計27億円強の捻出に見通しが立ったことになります。公共箱物建設より、道路を含めた公共交通網整備が、市民にはなりよりも有難いのです。

公共箱物建設は、民間に委ねたら良いのではないですか。民間が建設し、公共団体が長期(例えば50年程度)に賃貸すれば、地方都市での不動産ファイナンスも組成できる?高松市へ働きかけて、新高松市民病院の北側敷地で、模索が続いています。国土交通省からの働きかけです。

ところで新駅建設の10億円弱は国、県、市が3分の1ずつ、複線化18億円弱は県市コトデンが3分の1ずつをそれぞれ負担することのようです。複線化の18億円の中に、既に購入している複線化用地が含まれるのか。これを含むとなれば、コトデンの負担は限りなく軽くなる計算が成り立つ。

再建中のコトデンも、よくやっていると感心しています。真鍋康彦会長の手腕は秀逸のものがあります。いずれの負担にしても、「人口減少・高齢化社会に備え、公共交通(特に鉄道)の充実や、都市間交通ネットワークの強化による交流人口の増加を見据えた計画」として高松市が香川県へ働きかけたものです。

そして香川県は広域的な観点から、沿線全体の利便性の向上や地域の活性化にもつながる事業として財政支援を決めたとみられています。県都高松の活性化なくして、100万人(現97万人)都市の復活はありません。今の公共投資は、官民問わず集中型であらねばなりません。

このコトデンの新駅複線化も、民間企業の琴電への支援だと過去には批判があったと思います。9日に発表された「玉藻地区震災対策事業」もある意味民間フェリー業者へ組する施策です。高松港の宇高航路発着場が現在地から西のサンポート旅客船バースへ移転し、現在の発着場所の防災整備に取りかかる。

このように今の時代は、官民協力してインフラ整備をすることです。私は首長のこれらの方針決定を、心から支援します。大臣室で、民間事業者から毒まんじゅう(現金)をもらったらいけませんが、互いに協力して住民のためになることを心がけて欲しい。

鉄道整備の後はバスですが、今より小さなサイズのバスで良いのですが、先の新駅の付近でも、新たな高速バスや路線バスの乗り場などを備えた駅前広場を整備する計画です。鉄道の整備プラスバス網の盛備、コンパクトエコシティーには、マイカーがなくても生活できるインフラがどうしても必要です。

本日の最後に、バス網についての私見を書いておきます。バスのサイズは、今より小型でも良いのですが、数を増やしてバス停も増やす。一言で言えば増便です。例えば高松市内のコトデン瓦町で見れば、電車から降りてバスへのアクセスは快適ですが、肝心のバス便が少ないのです。

特に東方面の「高松国際ホテル」へは、ほどよい時間帯(18時前後)のバス便がありますが、西への「喜代美山荘花樹海」方面へのバスは2時間に1本です。コトデンバスが出来ないのなら、「市バス」も検討したらどうでしょうか。増便からもう一つあれば良いのが、バス停とバス現在地の見える化です。

スマホやタブレットを使える人は自分のもので、持ってない人もバス停に備え付けの液晶画面でどうなっているかを見る。もう一つ導入したら良いものは、バスの停車空間を道路以外に求めること。具体的には、道路から外にバスが停車するスペースを取る。こうすると増便しても、交通渋滞は防げることになります。運転手も慌てることなく、高齢者の乗降を待つことが出来ます。

ここで問題になるのは、バスの停車空間を歩道側に取ることにより、歩道が狭くなると言うことになります。そこでは、民間地を買うか借りるかする。そして敷地の余裕があれば、公衆用トイレを設置する。歩道の切り込みも少ない高松ですが、公衆用トイレも極端に少ないのが現状です。

このようなインフラ整備は、一朝一夕に出来るものではありませんが、ボツボツでも始めることです。昨日の政治ジャーナリスト田勢康弘氏の話しにもあったように、「大きすぎる」のは始末に困る。日本一小さな香川県、コンパクトエコシティーを標榜する高松市。ともに良いサイズで、知恵はこれからもまだまだ出てきます。


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| 社長日記 | 09:57 AM | comments (0) | trackback (0) |

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