栗原ファミリーは、ホテルクレメント高松からコトデン高松築港駅まで歩き、栗林公園駅までコトデン琴平線に乗車して頂きました。車で移動することはいとも簡単なことですが、高松の日常を経験してもらいたいと考え、栗林公園駅で待ちます。川越在住の3人は、電車が15分間隔と聞いてびっくりしていました。
それが見たくて、乱暴な企画をしてみました。予定より一便早く到着しました。高松築港駅で「待って」と駅員さんに頼んだら、待ってくれたとご満悦でした。コトデン栗林駅で荷物を収納し、栗林公園へ向かいます。早い時間のために、公園東口駐車場が空いていました。
まず、「栗林庵(県産品販売のアンテナショップ)」へ立ち寄りました。県産品のいろいろが販売されていて私も良い空間だと思っていますが、ここへ行くには駐車料金の支払いが求められます。買い物客へは、配慮をしたらどうかと思います。最近の施設運営は、ほとんど民間企業に委託されています。
民間委託は横の関係が、希薄になっています。たとえば、掬月亭での抹茶提供ですが通常価格は700円ですが、「和船」に乗れば500円だとあとから船頭さんから聞きました。私も「和船」のチケット取得には神経を使いましたが、抹茶と和船のセット料金があるとは夢にも思いませんでした。
掬月亭は管理団体が料亭二蝶で、抹茶のサービスも受けました。雨戸のからくりも知り合いの女性に無理を言って実演を見せてもらいました。ここで和船は?と言ってくれたらチケットを見せたのですが、先に抹茶提供を受けて和船へ行ったものですから。
今日の肝は、和船です。それも私が公園事務所のある人の名前を出したもので、実に丁寧に?説明を受けました。私は以前、高知黒潮ライオンズクラブのメンバーと和船に乗りましたが、今日がより丁寧で「なるほど」と合点しました。和船のコースの南湖は、宗教的意味合いが多く込められているとのこと。
特別名所栗林公園を堪能して、仏生山町法然寺へ向かいます。ファミリーが今朝散歩した玉藻公園と、ここ栗林公園と仏生山町法然寺が揃ってパワースポットとされています。仏生山町法然寺は、徳川高松藩初代藩主松平頼重公らの墓所となっています。
高松城から仏生山町法然寺まで、約二里です。4つの米蔵と12の井戸があったと言われています。つまりここも出城なのです。一旦緩急あれば、ここに立てこもり、玉藻城などからの援軍を待つ籠城作戦も考えられていました。法然寺へ続く道の両サイドは、池と沼でした。
さてさて注目の、「竜雲うどん」です。献立の中にも「松野さんから譲られた」と記載があるようで、栗原ファミリーとしては、香川県訪問地の「目玉」です。譲ったという記載は正確ではなくて、機械一式買ってもらい、母親の退職金にしました。さらにそれから10年間、指導者として母親を雇用してくださいました。
今の「竜雲うどん」は、過去の味を遙かに超えています。こんなに成長して、今日も多くのお客様の期待を充たしている竜雲うどん。日頃は混雑が激しくて、なかなか来ることが出来ません。確かに障害者が、授産施設の職員として勤務しています。つまり時間的効率は、さほど求められていないのです。
私もここへ来たら、20~30分は覚悟してきます。今日も土曜日で、大変混雑して奥へ追いやられ、隣が孫じいのやかましい家族連れでした。前夜の「一鶴」も、活気のある店内でした。要するにやかましかったのです。我々夫婦は気になりませんが、栗原ファミリーはいやだった?
最後は「caffeアジール」です。時間調整を拙宅でして、昼食のピークを過ぎていきましたが、予約で一杯。ここでもかなり待ちました。しかしスケジュールは、ほとんど完了しています。急ぎません。ここから拙宅へ帰り、栗原ファミリーと別れます。かみさんは高松空港へ、私は着替えて出社します。来客予定あり。