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大震災から復活した東北新幹線の快挙
4月25日、45日ぶりに東京-仙台間の路線が開通した東北新幹線ですが、明日29日に、東京から新青森までの全線再開と聞きました。あんなに電柱が折れ曲がった惨状からの回復です。戦後日本が、力強く立ち上がったと聞くエネルギーの縮図が、ここにあったと思います。

新幹線は、専用高架軌道の上を走っています。従って限られたエリアでの復興であると言うことが、何よりの時間稼ぎだったと思います。要するに、作業員も指揮官も、己のすることがはっきりくっきり見えていたのでしょう。

東日本大震災で、乗客が乗った列車の脱線もけが人も出なかったのは、私は奇跡だと思いました。平成7年の阪神淡路大震災は、午前6時前の発生で、新幹線が走行する前で難を逃れたと言われていました。

ところが今回は、14時46分でした。私は大阪の免震ビルの10階で、大揺れを体験してよく覚えています。この時間、東京-新青森間では27本の新幹線が走行中でした。そして運転中の新幹線は、いずれも安全に停車、試運転中の1本が仙台駅構内で脱線しただけでした。乗客がいない分、自重が軽すぎたのかも知れません。

新幹線を地震発生の前に停止させたJR東日本の「早期地震感知システム」で、地震の揺れの9~12秒前に非常ブレーキがかかり、速度が落ちていたためと見られています。

脱線を防いだ地震波検知システムは、設置した地震計で地中を伝わる速度の速い地震の初期微動(P波)を検知し、大きな揺れ(主要動、S波)が来る前に新幹線を停止させる技術です。気象庁が発表し、テレビ速報で「緊急地震速報」として伝えられているシステムと同じ原理です。

被災地では、この緊急地震速報が出たら、ドコモ携帯メールに「地震注意」の知らせが入っていました。システムが確立したとは言え、これは快挙です。またこれらは、JR東日本の上越、長野新幹線のほか、東海道新幹線、山陽・九州でも導入されています。

狭い日本、新幹線網は、日常生活の基盤です。端から端の移動は飛行機だと思いますが、飛行機は前後が面倒です。手軽さは何と言っても新幹線です。それでもテロ対策が出来ていないとか、地震にはひとたまりもないと言われ続けていましたが、どっこい日本の新幹線は、昭和39年の開業以来47年間、死亡事故を出していません。

これに地震対策が比較的万全とすると、これから先も日本人の矜持を乗せて、新幹線は全国をくまなく走ります。これで新幹線がない地は、北海道と四国だけになりました。


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| 社長日記 | 08:07 AM | comments (0) | trackback (0) |

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