第36回ネット不動産勉強会が、聖地東京都三鷹で開催されています。主催は、㈱アメリカンドリームという、まさに不動産業界の救世主のような会社です。ここの中野忠社長が面白い。面白いと言ったら怒られそうですが、彼の頭の中は、まさにパラダイスです。
三鷹で不動産業務の実務に携わりながら、日本人のための不動産ITの世界一を目指しています。日本人だから日本一で、世界一にはなれないと思われがちですが、そのレベルは世界一かもしれません。とにかく半端じゃない男です。
中野社長は、私の知る限りでは不動産業者向けのIT環境を構築するパイオニアです。先に説明したとおり、自ら宅免を持って賃貸仲介業をやりながら、どうすれば高額のポータルサイトを使わず、アパマンを探すお客様を自社へ導くかを模索するドリーマーです。
風貌はおよそイメージの真逆かと思いますが、新人の零細不動産業者に食い扶持をもたらす、ある意味神のような存在です。都会も田舎でも、新規開業の不動産業者が飯を食って行くには、大変な時代になっています。
ここに風穴を開けるのが、ITの活用です。歴史も経験も規模も関係なしにお客様を呼べるなら、まさに夢のような発想です。それが唯一叶いそうなのが、このITの世界です。空中戦であれば店舗も1つだけで、それも幹線沿いにある必要もありません。
私も今年、創業30年の表彰状を(社)香川県宅地建物取引業協会の石川和夫会長から頂きましたが、開業当初に「不動産情報センター」が設立されて、ちょうど業界がコンピュータ化へ歩を進めた元年でした。
親孝行で看板をあげるだけをお題目に開業したもので、何の戦略もありませんでした。何もありませんから、開業し周りを見渡してコンピュータ化へ進むしか道はありませんでした。その頃既に、この業界ほどコンピュータ化に適した業界はないとまで思いました。
話を中野氏へ戻しますが、彼は今、TwitterからFacebookの拡張性を世に問う試みをしています。これは悪い意味の放射線量と同じで、見えないから証明もやっかいです。放射線量の測定なら、私は全国民にガイガーカウンター(放射線量測定器)を持たせたら、不安は一気に解決だと私は思います。
自らが危険度を測定できて数字化されたら、自らの意思で動けるようになります。そうするとますます政治はいらなくなりますがね。800人の国会議員が今することは、政局に組みするより、東京原発福島発電所へ行って汚染水の除去をするべきです。
そんな不思議な、できっこないことをやろうとしている中野忠さんのセミナーです。高松からはそうそう受講できるものではありませんが、山本衣奈子さんの経営者は元気じゃないとダメという話もついて、有意義な1日でした。