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いま急増する海外投資テレビ東京系未来世紀ジパングから
連休前の5月2日、「ご参考まで」と書かれた一枚のFAXが届きました。不動産コンサルティング林流事務局担当松本淳氏からのものでした。林流愛知県在住会員の奥様とお嬢様がテレビに出ているからと言うものでした。とは言いながら、これには深い意味があります。

林流師範林弘明氏は、いま盛んにマレーシアの不動産物件購入を奨めています。その対象は分譲マンションですが、購入価格が日本より安くて、生活物価は日本の半分以下(3分の1とも)だと言います。要するに定年退職後は、マレーシアに住まないかという提案です。

不動産コンサルティング林流は、林弘明氏を師範として、不動産コンサルティングの奥義を極めようとする勉強集団ですが、これまでもアメリカへ行ったり中国へ行ったり、そうそうこの前はドバイでした。とにかく世界の旬を追い求めています。そんな林弘明氏ですが、実は1990年台はじめのバブル崩壊で、天国と地獄を垣間見た人でもあるのです。

氏の紹介は次の機会に譲るとして、本日のお題は「沸騰の現場・日本脱出」とついています。これは先のテレビの番宣です。私も拝見しましたが、ハワイのコンドミニアム、マレーシア・シンガポールの分譲マンションを日本人が買っている風景を撮影したものです。バスツアーで大勢が一緒に物件を見る、すると買うんですね日本人は、あの人が買ったあの人も買った、「私も買わなくちゃ乗り遅れる」。

これらの海外投資は、私の知る限りでも(庶民の投資話に限定)、初期の頃は上海の分譲マンションでした。丁度昭和バブルの崩壊前ですから、今からザッと数えて25年以上前の話です。その頃はマンションを購入して、それを日本人ら上海駐在員に賃貸して家賃収入を上げるというスキムでした。私的年金づくりです。

私の当時の師匠が熱心に奨めていて、私も上海まで物件を見に行きました。痩せる石鹸が大流行で土産に買って帰ったことを覚えています。その頃は、中国開発の象徴となった深圳も、まだまだ開発の途上でした。確かに中国の上海周辺は投資の熱気を帯びていました。

私も師匠の薦めと言うこともあって、考えましたが有り難いことに資金不足で死んだふりをすることとしました。中国国内銀行のローンはなかったですが、確か邦銀でしたかローンもありました。師匠はマンション賃貸斡旋の「上海支店」をも開設して、孤軍奮闘していました。実に誠意に満ちあふれたお人でしたが、結果的には功罪引き分けでしたかね。

その後役者は代わり、今は林弘明師匠です。私も20年来、不動産コンサルティング林流の門下生です。師匠は中国大連でしたか、マンション購入を熱心に奨めていました。自ら現地見学集団を組織して、つかつかと現場に入っていって自らの目で確認していたことでしょう。ところが中国の分譲マンションは後に言われた「スケルトン販売」です。

日本流に言うと未完成物件を買うのです。買ってから内装工事などに取りかかり、その後使用が叶うわけです。だからスケルトンを見ても、その後の完成の絵がなかなかリアルに浮かんできません。このような訓練を経て、次に向かったところが、今のマレーシアです。ここではそのマンション使用方法も、定年後の移住とハッキリしています。

先のテレビ番組の後半で、経済評論家の藤巻健史氏を迎えて、日本国内においてある資産は本当に大丈夫かという議論をしていました。今日もフランスの政権交代、ギリシャ選挙の結果等を受けて、世界中の株価が大幅に下落しています。世界同時株安です。アメリカもEUも日本もアジア諸国も軒並みダウンしています。

話しは変わりますが、手元に「東京アプレイザルニュース(代表取締役芳賀則人)No.200」があります。「家を買うなら今からでも遅くない5年間(出来れば10年間)現金を貯めよう」という長いタイトルで話しははじまります。芳賀則人氏は、「金利上昇・地価下落」と方向を読んでいます。さらに長期ローンで購入することの危険性を指摘しています。

ローンの借入可能額によって、買うことが可能な価格が上昇します。しかし金利が2%から3~4%に上がるなら、ローン地獄が訪れ、最悪の場合には競売になりかねません。逆に先の海外投資組は、日本の金利がゼロ金利であることを嘆いて、怒りの矛先を海外へ向けています。

5月1日現在の10年国債(321回債、表面利率1.0%)の終値利率は0.875%です。今でも全国に760万戸の空き家があると言われています。これらを総合すると、最近国土交通省が言い出した、「持続可能な国土づくり=中古不動産流通市場活性化」は実に的を射た提案だと思うし、まさに実現可能なプランです。

私的見解ですが、海外物件より国内物件、それも東京一極から地方分散がリスクヘッジに繋がります。さらに加えるなら、新築もいいが国のスタンスが中古不動産流通活性化へシフトするなら、これからは「良い中古」が投資対象としても見直されると思います。

投資対象というのは、自らが住んでも快適だと言うことを意味します。高齢者用バリアフリーや手摺は、若者にも使い勝手が良いし、私にも心地良いものです。不動産所有の目的が投資だと言い切るつもりはありませんが、不動産投資と仮定するなら投資額は1千万円超から1.5千万円。ただしこの基準は庶民感覚です。果たしてあなたは入るかな。

テレビ番組はここをクリック

| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=1933 |
| 社長日記 | 10:10 AM | comments (0) | trackback (0) |

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