高松西支部は、香川県下12支部の一つとして、高松市内の西の地域を網羅している支部です。今日は、その研修会に招かれ、四国中古住宅流通促進事業協議会(略称四国連携)の現状について報告をさせて頂きました。過去に何度か別件で来ていることもあり、またこの支部は私が支部長をしている高南支部の一部を割譲した経緯もあり、懐かしい顔が多いなと感じました。
40~50名の出席会員さんだと思いますが、どなたも熱心に耳を傾けて下さいました。資料をカラー出力したために、56頁はお金がかさばりました。申し訳ありません。画面は大写しですが、手元資料が6分の1や4分の1となると字が小さくなりすぎて見難いものです。白黒出力では迫力がないし、考えた末の結果です。流石に支部役員は、領収書を見て驚いていました。
タイトル「四国連携パッケージ商品は取引が少なくなった時に使う商材」は、私の今の気持ち、「共同仲介に活路を見いだそう」の思いを込めた表示です。上手くはありませんが、中古不動産流通市場整備・活性化事業のエンジンとなるのは、中小不働産業者の収益向上です。
例えどんなきれい事を言ったとしても、収益向上につながらないアクションは相手にされません。「必ず儲かり良くなりますから、これだけの努力を一緒にして下さい」と言うのが私の流儀です。勉強や資格やといっても、絵に描いた餅、足の裏に付いた米粒です。取らないと気になるが、取っても食えないのです。
直接は、四国連携パッケージ商品(①インスペクション②補修見積もり③シロアリ検査と1年保証④シロアリアフター点検(1年後)⑤住宅履歴情報登録)への参加協力要請です。5本柱で3万円(税別)ですから、売りの媒介契約を受ける際に、「インスペクション」しましょうとお声がけを頂けたら、出来ないことはないと思います。売主さんも、責任がなくなります。
よせば良いのに四国4県の全宅連会員企業3,500社で、来年2月末までに500件の調査をすると公言しています。8月から始まっていますが、今回のように周知できる機会が延びたために、今は10件の検査(インスペクション)にとどまっています。
また次ぎにやろうとしていることは、①土地家屋調査士による境界確認②地元金融機関との提携ローンづくり③地方自治体へ固定資産税納税者情報開示請求④キーボックス(鍵ばん君)等の活用⑤エスクローサービスの活用です。特に①②は喫緊の課題です。急がなくては期末に間に合いません。相手の都合もありますが、「正義」ですから狂になってやります。
まだまだやりたいことは数多くあるのですが、一応の区切りが来年の2月です。大きな風呂敷を広げても、皆さんが協力してくれるかどうか、第一私の器にも、難があります。不動産流通業界のブラックボックスの中身の見える化に挑んでいます。後ろに国土交通省がいることを信じて。