こうは書きましたが、私が1日いた東京ドーム前周辺と、羽田空港への京急空港線は、予想した以上に閑散としていました。オバマ米国大統領が羽田空港に到着した19時頃、私は空港でカレーライスを食べていましたが、その前頃から屋上展望台は閉鎖とアナウンスされていました。
それから30分後、屋上が開放されたとアナウンスされました。私でも、オバマ米国大統領が羽田空港に無事到着したと確信しました。どの滑走路を使ったのか気になるところですが、われわれが使うボーデンブリッジを大統領は使いません。空港迎賓館のある、端の方だとは思います。
ところで「公認不動産コンサルティングマスター「建物有効活用コース2014」」の2日目は、投資判断の手法・藤澤雅義氏の講義から始まります。藤澤雅義氏は、CPMです。オーナーズエージェント㈱の代表取締役でもあります。投資数字を駆使する、日本では希有な実務家実業家です。
香川県下でも早くからCPMを勉強していた河野守邦(㈱アーバンレック代表取締役)さんと、刎頸の友(第三者が言うのも変だが)です。土地神話が言われていた頃の国内にあって、アメリカ発の投資指標にもとづいて不動産を売買する手法は、当時はもちろん今からみても画期的です。
本日の修了試験にもこの数字群が出題されていました。私も重要だとは思いましたが、権威を重要視する公益財団法人不働産流通近代化センターです。講師陣中の一番の権威は、中城教授です。ここから出るか。しかし総論の中では、これといって山をかけるところがありません。
そういう背景をまったく気にせず、2日間の一番の肝、投資判断の手法から出題されていました。近代化センターも劇的に変わりました。変化については私も気がついて、それとなくつかず離れず、ここ数年参加していたつもりです。そんな中でも、今日の試験のこの出題で、過去からの決別を感じました。
昼からは、ケーススタディーに対するグループディスカッションです。参加者を8名ごとのグループに分けて、4つのケーススタディに3班をつけます。12チームですから、総勢100人の生徒ですか。私のところは、ケース1「住宅に隣接した木造アパート」をどうするかという課題です。
私は自宅(築後62年)を新築する前提であれば、築後33年の木造アパート(3点セットのバストイレ)も一緒に建築した方が良いと判断しましたが、あくまでも建物有効活用コースのテーマで、改築改修という条件付です。アパートは木造在来工法ですから、間取りの変更は1Kから好きに出来るというのがポイントのようです。
しかし投資対効果から判断しても、二つを一つにすると、家賃が倍にならなければ成り立ちません。地下鉄駅から徒歩5分の立地で、仮に元家賃が6万円だとしても、12万円は難しいと判断しました。このように答えは一つとは限らないのです。8人で喧々囂々やりとりしながらプレゼンをまとめました。