会長日記

2016,08,27, Saturday 竜雲舜虹苑の機関誌にじ№253から佐々木諦道住職の言葉 author : user 社会福祉法人「竜雲学園舜虹苑」の機関誌「にじ」が送られてきました。特に、巻頭の記事に心打たれるものがあります。舜虹苑(しゅんこうえん)は、老人施設です。特別養護老人ホームから、ケアハウスまで揃った、なくてはならない施設群です。母サチ子も、長くお世話になりました。 その生い立ちは、当時の精薄児童の救済園から出発しています。社会福祉法人竜雲学園は、高松市仏生山町の法然寺を母体として、昭和40年4月に発足しました。現在、50年目を迎えているところです。 当初、知的障害児の施設（竜雲学園）を運営していましたが、その後、少年農場（昭和51年4月・綾川町）、かしのき園（昭和52年4月・仏生山町）、あけぼの学園（平成元年4月・仏生山町）等の施設を拡充するとともに、平成5年7月には、老人福祉施設舜虹苑を開設し、今日では、障害者福祉及び老人福祉を中心とした活動を展開しています。以上はhttp://www.ryuungakuen.or.jp/about/ 先の記載にもあるように、徳川高松藩初代藩主松平頼重公建立の法然寺さんが原点です。松平家ゆかりの菩提寺であります。従って仏教関係者が、巻頭の文章を書くことが多いのです。今日の平成28年8月号は、宇多津町浄泉寺佐々木諦道住職の言葉をお借りしています。 お盆の行事の起源は、「盂蘭盆(うらぼん)経」というお経に書かれています。盂蘭盆とはもと中国で，盂蘭盆経に基づき，苦しんでいる亡者を救うための仏事で7月15日に行われたのです。日本に伝わって初秋の魂 （たま）祭りと習合し，祖先霊を供養する仏事となりました。7日が立秋ですから、秋の季語です。 迎え火・送り火をたき，精霊棚 （しようりようだな）に食物を供え，僧に棚経 （たなぎよう）を読んでもらうなど，地域によって各種の風習があるようです。現在，一般には8月13日から15日に行われるが，7月に行う地域も多いとか。お盆。盂蘭盆会 （え）。盂蘭盆供 （く）。精霊会。 ここから佳境に入りますが、お釈迦様の弟子に日蓮さんという神通力(=超能力)に秀れた方がいました。ある日、日蓮さんはその神通力で、今は亡きお母様が極楽でどのように過ごしておられるかと思って(下界を)ご覧になったところ、お母さんは極楽にはおられず、餓鬼道に落ちて苦しんでいました。 お母さんは骨と皮にやせ衰え、あさましい姿をしていました。「あの優しく美しかったお母さんがどうして餓鬼の世界に墜ちたのか？」と思いながら日蓮さんはお母さんに食事を差し上げましたが、食物は炎と変じて、食べることが出来ませんでした。 何とかお母さんを救いたいと思った日蓮さんは、お釈迦様に相談しました。するとお釈迦様は、「おまえのお母さんは、おまえが可愛いあまり、他人への思いやりがなくなり、他人に施すことがなかった罪で、いま餓鬼道で苦しんでいるのだよ」と仰いました。 日蓮さんは、「お母さんが餓鬼道に墜ちたのは、この「私」がいたからだ。私がお母さんを餓鬼にしたのだ」と気づきました。「子ゆえに迷う親心」とか「子を思う心の闇」と申します。 さてお釈迦様は、「7月15日に90日間の修行を終えた僧たちに飲食を供養し、亡世の父母のために回向(えこう)をたのみなさい。そうすれば、その功徳によって、お前のお母さんの罪業も除かれ、救われるであろう」と説かれました。そこで日蓮は教えの通りにすると、お母さんはたちまちに救われたと言うことです。 香川県高松市出身の、女優の高畑淳子(61)さんが苦しんでいる。長男で俳優の高畑裕太容疑者(21)が強姦（ごうかん）致傷容疑で逮捕された事件で、世間の矢面に立っている。すでに番組やＣＭからの降板が伝えられているが、先の餓鬼道の一面を見た思いがする。さて女優の高畑淳子さんを、観光特使に使う香川県はどう動く。 | http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=3510 | | 社長日記 | 08:48 AM | comments (0) | trackback (0) |

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