平成29年の賀詞交歓会が17日、JRホテルクレメント高松で250人近くを集めて開催されました。県下12の支部から会員さん200名近くが参加して、4名の国会議員、浜田恵造香川県知事をはじめ県議会議員、大西秀人高松市長はじめ市議会議員ら大勢の来賓をお迎えしました。
浜田恵造香川県知事の挨拶の中で、特に「かがわ縁結び支援センター」についての言及がありました。香川県職公務員が、独身者の交際から結婚まで、一部ボランティアの力も借りて「おせっかい」をやくというのです。昨年10月に開所し、今月17日から登録者の閲覧や登録者同士の引き合わせの実務が本格稼働したようです。
このシステムは10年前に茨城県ではじまり、アパマンショップネットワーク大村浩次会長の声がけで、静岡、北九州、そして今月22日には、盛和塾福岡の阪和彦先輩によって「ジュノール福岡」が誕生します。これらは民間で、NPO法人を組織し、商工会議所等の協力を得て取り組んでいます。
香川県は愛媛県のまねをしたと浜田恵造香川県知事は言うのですが、そもそもの発祥は、茨城県です。県が取り組むというのは、私は素晴らしいことだと高く評価しています。私ごときが評価するもしないもありませんが、成功へ導くためには、大勢が登録などの実践をすることです。
私も「特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム」を組織して、「ジュノール高松」設立を目論んでいましたが、その前に香川県が取り組みをはじめました。浜田恵造香川県知事のすることは、公営でありながら実に早い。「支援センター」も昨年10月に発足し、2ヶ月後から稼働です。ここは、通常6ヶ月を要します。
「真面目な婚活」の「かがわ縁結び支援センター」はデーターベースを中心に、本籍地の自治体が発行する「独身証明」からはじまり、多種の資料を登録する。登録料は1万円/2年間有効で、民間の紹介所のような見合いのたびの追加料金などはない。第一香川県が取り組むもので、個人情報漏洩の危険もない?
繰り返しになりますが、政治家や首長が人口減を評論家のようにさも正論のように言われても、市民には決して正しい意見だとは聞こえません。減るかも知れないが、増やす努力を片方ではやっていますというスタンスが嬉しい。浜田恵造香川県知事はじめ県庁さん、頑張って下さい。
加えて浜田恵造香川県知事は、交通事故撲滅を挨拶の結びとしています。香川県のワースト記録が続いています。私も事故防止のために、ドライブレコーダーを導入しました。黄色信号では、事前に停車する準備が出来て、自らの抑止力になっています。
大勢の来賓の挨拶の中で、特に印象に残ったのは、香川県議会・高田良徳副議長の話です。今大学受験中の長男さんが、10数年前に公益社団法人香川県宅地建物取引業協会(当時は社団法人香川県宅地建物取引業協会)主催の幼稚園児絵画展「未来の家」に応募し、その表彰状をいまだに飾っているという嬉しい話。
この高田良徳副議長からも問われたのですが、旧社団法人香川県宅建協会は法改正により、「公益社団法人香川県宅地建物取引業協会」と「一般社団法人香川宅建」の2つに分かれました。
自ら廉価で不動産情報誌を発行しその額が大きいために、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会に一本化できなかったのです。情報誌発行が、公益事業と認定されないが故です。対外的には奇異に見えると思いますが、表裏一体の存在であります。従って本日は、一般社団法人香川宅建の主催です。
さらに平木享県議が、陽明学を説いた幕末の思想家・実践者吉田松陰の言葉を援用して、自らの思いを乾杯の言葉としたのが印象的でした。「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし」。これも平木享県議らしい、深く心に滲みた言葉でした。
「かがわ縁結び支援センター」問い合わせ087-862-1711