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子供の日つながりで考えてみましたが最後は「天才」
今日は5月6日(金)ですが、弊社は連休中であります。社長が決めたことで、会長の私は従うだけであります。もちろん明日からは、また仕事に復帰して、連休が続くわけではありません。それでも、前職「麺職人」の頃に比べたら休みが多くて、嬉しい反面これで本当に良いのかと思います。

私の子育ての頃にも、幼稚園や保育園はありました。60年前ですが、私もそこの卒園生です。子育ての頃に比べたら、世の中全体に週休2日が広がっています。国が法律で「働きすぎはダメ」というものだから、公共機関から銀行義務教育までも週休2日です。

確かに働きすぎは身体にも良くないと思いますが、何だか楽する方向へ日本全体が行きすぎていると心配します。また世界はどうかと見てみると、私の知る限りでは、先進国では週休2日は当たり前、長期休暇はむしろ日本より多いように思います。そんな中での、日本のゴールデンウィークです。

世界中がそうだから、日本もそれで良いとは言い切れません。日本はあくまでも日本独自であらねばならない。確かに外交を通じて、戦争にならない付き合いをしていくのですが、「日本独自」の強さも磨き上げていかなければなりません。これは産業経済に限らず、精神面や考え方にも言えることです。

ところでアメリカ大統領選で、共和党候補の座を事実上射止めたドナルド・ジョン・トランプ氏は、CNNのテレビインタビューで、「日本に駐在するアメリカ軍のすべての経費を日本が払え」とわめいています。ご案内の通り、日本はすでに応分の負担を「思いやり予算」として支払っています。

私は早晩、トランプ氏が大統領に当選するかしないかに関わらず、沖縄のアメリカ軍は撤退すると考えています。期待と現実を分析してであります。従って、名護市辺野古の新基地建設は必要ないと思います。日本人同士がいがみ合って、アメリカの都合に振り回されることはないのです。

しかし、アメリカが沖縄から撤退するとなると喜んでばかりはいられません。北朝鮮や中国からの、核を除かない攻撃を受ける事態になるかもしれない。その確立は、半分を超えてあると考えています。みずから自衛手段を考えていないと、まさかという坂は突然にやって来るのです。

話しは大きく飛躍しますが、上野文夫さんから頂いて今読んでいる本は、「新脱亜論」渡辺利夫(拓殖大学学長)著文春新書ですが、この本は明治18年(1885)3月16日に福沢諭吉が自ら創刊した「時事新報」の社説に掲載した「脱亜論」と、時代背景が似てきたという危惧から2008年に渡辺利夫氏が書いた本です。

福沢諭吉は、個人および国家の独立自尊,社会の実利実益の尊重を主張した人ですが、慶応義塾大学の創設者であり、渡辺利夫氏(拓殖大学学長)も慶応義塾大学の卒業生です。考え方のベーズか似ていても、不思議ではありません。

著書の中で氏は、「現在の極東アジアの地政学は、日清・日露戦争の戦われた明治のあの頃に先祖返りしたかのように酷似している」。日本の朝鮮統治も中国侵略も日本の自衛の道であり、それなくしては列強確執の帝国主義の時代にあっては日本の自立を守護できないとの判断に立った、しかも列強によって認められた合法的な行動であった。

日清・日露の両戦役の開戦前夜において極東の小国日本、しかも開国維新を経て間もない幼弱な日本の政治家やオピニオンリーダーたちが極東アジアの国際環境をいかに観察し、いかに行動して日本の独立自尊を守ったのか。このことを日本の若者にどうしても伝えておきたい、その思いに駆られて私は本書を執筆した。

拓殖大学学長という立場もあってか、右寄りの感は否めないのですが、全く違っているとも言い切れません。読み切るために先の沖縄へも持参しましたが、かなかな完読できません。それに比べていま話題になっている、石原慎太郎氏の「天才」は、中身のないしょうもない本のように私は感じました。

石原慎太郎氏が、政敵田中角栄を「俺」と一人称で書いたフィクションです。石原慎太郎が田中角栄に乗り移って書いています。石原慎太郎氏はもともと作家です。決して、事実を深掘りしなければならないという立場ではありません。そのためか全体的に、薄い安っぽい結果の作品になっているように私は思いました。

繁盛店もそうですが、良い店が流行るのではなくて、流行っているから「良い店」になれるのです。石原慎太郎が田中角栄を書いたことによって、すでにベストセラーになった「天才」。機会があれば皆さまもお読みください。アメリカではなく、日本人の「変だなぁ」が見え隠れしています。


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| 社長日記 | 08:38 AM | comments (0) | trackback (0) |

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