2013,07,21, Sunday
予想されていたこととは言いながら、第23回参院選は、投票率が半分少しと報道されています。正直なところ、選挙権のある人で投票に行かなかった人(行けなかった人を含む)は、道路を歩くなと言いたい。自民党が勝つか民主党が勝つかより、まずは投票しないとまずいでしょう。
私は今の政治の左右への行ったり来たりは、投票する側の無責任が軸を揺さぶっていると思います。民主主義はうつろいやすいものです。情けないのは、私たち有権者の権利放棄ではないでしょうか。賛成するのも反対するのも、まず自分の旗幟をあらわにして、それから批判があると思います。 また次に腹が立つのは、報道(私が見たのはNHK高松放送局)の出す当選確実です。確かに出口調査などで科学的根拠をもって出す「当選確実」だと思いますが、開票率ゼロ%での当確は、やはり何だか馬鹿にされているように思います。さらに票があくにつれて、「当選」とうたれます。 「当確」はまだしも、「当選」それはなかろう。あんたの権限で「当選」が決まるのかと言いたい。投票の結果をいち早く有権者へ報告することは選挙の要諦ではありますが、報道陣の予想に基づき、それを立証するための市職員の開票努力は、何だかおかしいと思います。 もう少し早く(18時に終了)投票箱を締めて、開票するのが私は良いと思います。結果に誤りがなかったから、問題ないと言えば、それはその通りであります。あくまでも科学的根拠に基づき、首をかけて打つ「当確」「当選」ですから、当たり前だと思いますが、せめて30%開票後ぐらいになりませんか。 とぶつぶつ言いながら、私が支持した三宅伸吾さんは、全国一早く初当選しました。もちろん投票締め切り後、すぐの当確ですから、票はあいていません。本日昼に、綾川町議会副議長中西一幸さんの葬儀告別式がありました。三宅伸吾候補も参列していました。 三宅さんは新しい自民党の象徴として、昨年夏に公選で選ばれた候補であります。元日本経済新聞社の記者です。アベノミクスという幻想を、具体的な景気浮揚につなげるとして、若者は讃岐地を東奔西走していました。隣で選対本部長の磯崎仁彦も、微笑んでいました。彼は3年後の改選です。 全体の結果を見ると、自民党が65議席程度(確定ではありません)を確保し、連立政権の公明党が10議席を早々と勝ち取り、参議院も自公与党で安定過半数を獲得し、課題であった「ねじれ」が解消することになります。これで安倍晋三首相の次の課題が見えてきました。 村山河野談話を見直し、憲法改正を聲高に訴える安倍晋三首相ですが、極右政権とみられる言動は避けるべきです。もうこうなると自分だけの主義主張だけで意見を述べることははばかれます。それを意識しないと、日本国の利益にはなりません。 何も主張を変えろとは言っていません。小善は大悪、大善は非情に似たりと言います。ややもすると安倍晋三首相は、祖父の岸信介(政治家。山口県生れ。東大卒。満州国高官をへて、1941年東条内閣の商工相。A級戦犯容疑で逮捕。57~60年首相。60年新日米安保条約批准を強行して総辞職。鷹派として影響力をもった。(1896~1987))の利権政治を踏襲しているかのように言われています。 安倍晋三首相が公邸に住まないのも、わがままのように映ります。本来首相官邸の隣の公邸に住んで、まさかの非常時に常に備えておくというのが当たり前の公人の姿です。公邸には幽霊が出るとも聞きますが、本当に恐ろしいのは、足を持った幽霊ではないでしょうか。 靖国神社は私もたびたび行き、日本人の心のよりどころだと思いますが、日本人の常識は世界の非常識でもあります。やはり戦争を先導した戦犯は、犯罪者なのです。戦犯の手続き論は別にしても、敗戦国の戦争責任者は問われるというのが世界の常識です。日本人の判官贔屓は、もっとも日本人らしい美学ですが。 小欄によく登場する「泉岳寺」の47義士も、当時の法律の「仇討ち」で担保された行動です。やはり万国共通の正々の旗が必要なのです。自民党が奢ることなく謙虚に国民のための政治を目指して行動することを期待して、本日の日記とします。 結果はともかく、参議院選挙に汗を流した先輩各位に敬意を表し、ご苦労を遺漏します。ご苦労さまでした。 追伸 気になっていた「高商」の結果ですが、10対0五回コールド勝ちです。 |
2013,07,20, Saturday
私は、長い17日間の暑い選挙期間だったと思います。もっとも各陣営の候補者やスタッフには、あっという間の選挙期間であったと思います。さあ明日の投票で、どのくらいの人が投票するのか。候補者以上に、これが問題です。
期日前投票制度も拡大し、全国で1千万人が事前投票したとか伝わっています。こちらも十分機能し始めました。投票時間は、7時~18時程度で良いと思います。近未来、インターネットを介して投票する時代になるでしょう。これだと集計も早いですから、「マイナンバー」の活用で不正投票をなくしたら、実現可能です。 今日の夜は、何と言ってもプロ野球のセパ対抗戦、オールスター戦が圧巻でした。若い選手が躍動しています。特にピッチャーに、視線が釘付けです。セリーグの3対1の勝利でしたが、比較的変化球の少ない投球にあってバッター有利だと思いますが、僅差が投手の力量を表しています。 また白鵬ファンには申し訳ないが、連勝を43で止めた稀勢の里は立派。一人横綱と言われても角界の恥だし、今後の面白みも半減します。複数のライバルの力が拮抗してこそ、国民が注目するのであって、白鵬一人の独走では面白くない。優勝は白鵬ですが、一矢報いた稀勢の里は偉い。イヨ!日本人大関、頑張ってチョ(名古屋場所に敬意を払い)。 さてイヨイヨ本題ですが、第95回全国高校野球選手権香川県大会で、母校高商がまだ残っています。各チームの力が拮抗し、下馬評の番狂わせもあってか、明日の昼から試合があります。勝てばベスト4ですか。ここが踏ん張りどころです。 私も仕事中に駆けつけたいところですが、残念ながら公益社団法人香川県宅地建物取引業協会高南地区中西一幸さんの告別式と重なり、試合観戦は叶いませんが、明日の一戦に勝利すると「もしや」という期待も一層広がるのですが。 |
2013,07,19, Friday
国土交通省土地・建設産業局はこのほど、試験的に土地・建設産業局における報道発表を英語でも行う取り組みを開始した。所管行政の動向を広く海外に広報することで、建設業・不動産業の海外展開および海外からの国内への不動産投資拡大を推進することが狙い。
同局では、4月から「国際課」を設置するなど、海外を意識した行政の推進に注力している。英語版のニュースリリースは国土交通省英語版のホームページ内で発表。日本語版の発信と、大きなタイムラグが発生しないようにしていく方針だ。 以上は、不動産専門誌「住宅新報社」の報道です。土地住宅という極めてローカル色が強い不動産は、これまで比較的グローバル化の波をかいくぐってきました。そのため海外出店を考えることもなく、日本語でぬくぬくと商売をしてきました。ところがそれも様変わりの様相を呈してきています。 賃貸借契約書も英語版はもちろん、数ヶ国語で、作成されるようになってきました。にわかに国際化が進んでいるように感じています。それに呼応するように、国土交通省も英語版の情報を発信すると報道されています。不動産業者も、もはや国際化は避けて通れない時代になりました。 英会話教育をサボったツケが、ここであらわになります。しかし私も「スピードラーニング」も試しましたが、聞くだけでどうしても英語は頭に浮かびません。石川遼君のようにはなかなか。イヨイヨ尻に火がつきかけています。困ったかちかち山だ。 あり得ない話題をもう一つ。業務の拡大をしたいと思い、わが社も従業員を徐々に増やしています。大きくしたいとはさほど思いませんが、強い組織にしたいとは思っています。心裏腹ですが強くなるには、やはり大きくなってしまうのですね。 ごく最近は、新入社員の面接も、採用現場の責任者がしています。これまでは私が採用を決定し、「どこどこで使え」と指示をしていました。しかし現場の長はそうではなくて、増員は考えていない、ここ一番少数精鋭のチームワークでというケースも散見されていました。もっともこれは、失敗した後に分かることで、進行中は残念ながら気がつきません。 その反省から今日では、現場が面接等をして採用したいと思った人の2次面接が私の仕事になっています。そして今日も、面接者が来ました。中国国籍の女性です。勿論事前に聞いていましたから、「ジェジェ」ではありませんでしたが、それでもいよいよこの時が来たかと思いました。 彼女は25歳ですが、中国語と日本語と英語を話します。英語は「少しだけ」と言っていましたが、日本語は間違いなく上手です。それと御世辞も上手です。「社長の日記」を11年も毎日続けているのは、これは凄いことだと大変褒められました。高松市内の「アナブキ専門学校」の二つを働きながら卒業しています。 これまで多くの若者を面接して採用し、また多くが退社しましたが、外国人の面接をするとは。まさに日本は、第3の開国へ向けて大きく舵を取っています。 |
2013,07,18, Thursday
本日もパシフィコ横浜で、4人の経営発表と、稲盛経営者賞表彰と、塾長講話が9時から始まっています。経営発表の後に昼食になりますが、これも昨日の昼食同様、隣接する展示ホールBCDをぶち抜いて会場を作っています。
昨日の昼は、インターコンチネンタルホテルのカレーでしたが、今日はお弁当でした。もちろん昨日の懇親会も、この会場です。全員の移動に40分は掛かるでしょう。ここはコンベンションホールですから、人が少なかったら、実に殺風景になります。足元は、コンクリートの打ちっ放しです。 体験発表はそれぞれ熱気に溢れるもので、鬼の形相のような発表者もいました。中に40歳代の経営者もいますが、早くから稲盛哲学を学んで優等生的な経営をしていたら、さて次はどうするのかと心配する報告者もいます。もっとも私などに心配してもらうこともないのですが、そうですね、次は継続ですか。 いみじくも塾長も、「親に恵まれなかった子らが盛和塾生には多い」とおっしゃっていましたが、それがエネルギーになっているのも事実です。稲盛和夫塾長に、父親像をダブらせているのかもしれません。子は親に褒めてもらいたい。父親に勝ちたい、と願っているのです。 稲盛経営者賞表彰では、富山の棚元政夫氏が、北大阪の山之口良子さんが、大分の奈須敬司さんらが選ばれて、稲盛和夫塾長から表彰状と記念品を授与されています。製造業で4グループ14名、非製造業でも4グループ16名の30名が表彰されています。知っている塾生がいると、これも実感が出てきます。 さてその後の経営体験発表者表彰で、最優秀賞に香川塾誠耕園井上智博さんが選ばれました。昨年の十河孝男さんが優秀賞、その前の年の乾篤之代表世話人から香川塾代表の快挙が続いています。井上智博さんは、香川塾選抜から、中四国選抜を経て本戦とも言えるここでの発表となっています。考えなくもなかったのですが、これは嬉しい結果です。 最後の塾長講話は、経営12カ条のうち、昨年の最終塾長例会で残した、5~12条の解説です。当初塾長は、今年の12月の最終例会で続きをやると公言されていましたが、早く12カ条の解説を揃えるのが新入塾生に対する理解度の向上だという事務局の説得に応じたものです。 ところで小欄の一番最初は、2002(平成14)年11月1日にはじまりますが、そのページに棚元政夫氏の名前があります。彼とはその日来のソールメイトです。詳しくはここをクリック |